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2012年2月アーカイブ

【特集】α米に+α 工場見学レポートVol.2

 

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<Vol.2工場見学の前の予習>
 
α米とはふっくらと炊き上げたご飯を乾燥させ、かぴかぴの状態にしたものです。水分を除くことで長期保存が可能になります。食べるときに水やお湯をそそげば、元のご飯に戻りおいしく食べることができます。
 
ここでポイントとなるのが、水やお湯だけで調理できるというところです。同じように手軽なご飯といえば、電子レンジでチンするタイプのものがあります。しかしながら、宇宙ステーションに電子レンジは持っていくことができません。「宇宙でごはんを食べたい。」という宇宙飛行士の希望を叶えたのはα米でした。
 
「アルファ」という名前からして、最新の科学技術によって生まれた新しい食品のように聞こえますが、実はその誕生は昭和7年にさかのぼります。創業者の尾西敏保さんは海軍退官後、その経験を元に長期保存できる海軍食つくろうと考えました。これがアルファ米の研究開発をはじめたきっかけだったのです。
 
今では、登山などのアウトドア、海外旅行、いざという時の非常食など様々な場面で活躍しているα米。昨年の震災では倉庫にあった商品を被災地へ寄付し被災者の方々の糧となりました。
 
このように、すぐれた技術が認められ、尾西食品さんは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙日本食プロジェクトに参画しています。2007年6月には宇宙食の大変厳しい試験に突破し、アルファ米「白米」「赤飯」「山菜おこわ」「おにぎり鮭」の4種類が日本ではじめて宇宙食として承認されました。

spacerice.jpg「白米」                            「赤飯」                      「山菜おこわ」               「おにぎり鮭」               

 spacerice2.jpg

                                  「パッケージ」

 

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   「尾西食品のみなさま」
 
α米がどんなものか分かったところで、その特別な加工の仕方をのぞいてみることにいたしましょう。


vol.1はこちら→<潜入取材スタート>

予告はこちら→【予告】工場見学レポート


(つづく)