台長コラム ときどき土佐日記

2017年7月アーカイブ

第4回 七夕の星

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【河北新報「ときどき土佐日記」2016年7月掲載原稿 ~原案~】

 

天文台では、夏が来れば七夕、織女と牽牛の伝説と星まつりで盛り上がります。私にとっては、七夕は幼少の頃から「ささの葉さらさら のきばにゆれる/お星さまきらきら きんぎん砂子」と歌う童謡「たなばたさま」とともに、お馴染みのなつかしい年中行事でした。

私が小学生の頃(1950年代の関東地方)、この童謡のように、教室で短冊に願い事を書いて笹に括り付け七夕の笹を作りました。そして、七夕の次の日、皆で小学校の近くの川に流しに行ったことがありました(現在では許されませんが!)。七夕の笹は、川を下ってやがて天に昇り、願いが天に届くということでした。夏休みに川遊びをしていると、ときどき川岸に引っかかった笹を見つけることがありましたが、幼心に「見てはいけないもの」を見てしまったような気がしました。

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