台長コラム ときどき土佐日記

2017年5月アーカイブ

第2回 火星接近

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【河北新報「ときどき土佐日記」2016年5月掲載原稿 ~原案~】

 

以下の文は、昨年(2016年5月)の火星接近のときに記したものです。現在(2017年5月)、火星は太陽の彼方の遠方にあって、殆ど見ることはできません。次の接近は2018年7月31日になります。

 

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1705_kasei.jpg図1:火星(ハッブル宇宙望遠鏡撮影)©NASA

 

夜が更けると東の空に赤く輝く星が昇ってきます。火星です。火星はおよそ2年ごとに地球に接近しますが、今回(2016年)は5月31日に最も近づきます。ギリシャ/ローマ神話では、火星は戦いの神アーレス/マルスとされていますが赤い色が戦火や血を連想させるのでしょう。しかし火星が赤いのは地面に含まれる酸化鉄(鉄錆)の色で戦いや血とは関係ありません。地球でも同じような赤色の地面が各地で見られます。

 

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