毎年ほぼ同じ時期に、夜空のある一点から放射状に出現する流星の一群のことを流星群といいます。その一点のことを「放射点」とよびますが、しぶんぎ座流星群の「放射点」はりゅう座にあります。
(詳しい説明はこちら:天文Q&A.010 流星群ってなに?)
※しぶんぎ座という星座は18世紀の終わりに作られた星座で、現在の88星座には含まれていませんが、今も流星群の名前に使われています。
★ いつ見られるの?
しぶんぎ座流星群が見られる期間(活動期間)は2017年12月28日~2018年1月12日頃です。
最も多くの流星が流れる極大は1月4日の午前7時頃と予想されています。
しぶんぎ座流星群の放射点は、北斗七星とベガの間あたりにあり、1月3日の22時半頃には昇っています。
1月4日の未明にかけて放射点が高くなり、極大時刻も近づくため、流星が見やすくなるでしょう。そのため、1月3日の夜から4日の明け方にかけての観察がおすすめです。
しかし、この日は一晩中月が昇っているため、月明かりに邪魔をされ良い条件で観察をすることができません。
木や建物で月を隠して空を眺めると見られる流星の個数が増えるかもしれません。
★ どうやって見るの?
放射点を中心に空全体を眺めるようにして観察することがポイントです。また、街明かりの影響が少なく、空の開けた場所を事前に見つけておきましょう。