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2009年7月アーカイブ

皆既日食観測レポートvol.1 ~中国・杭州編~

2009年7月22日、皆様は仙台の部分日食はご覧になりましたか? まだその興奮が冷めやらない日食フィーバーですが、今世紀最大の皆既日食を追い求め、私、高橋(博)は、JTB東北企画、天文台企画協力の日食ツアーに“星空ガイド”として同行し、中国へと行ってきました。

 

以下はそのレポートです。

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<7月21日>観測場所下見

私たちの観測予定地は、淅江省杭州市の淅江中医薬大学。上海からバスで高速をひた走り、大学にたどりついた頃には太陽が西に沈もうとしていました。
ああ、あの太陽のちょっと西には見えないけれど月があって確実に太陽の方向目指し動いているんだなあ。
青空ときれいな夕焼けを眺めながら、参加者全員で明日晴れることを祈りました。
 

<7月22日>日食当日

5時半起床、外は・・・・厚い雲。。。
7時に観測地の大学に到着。
現地ガイドの陳さんによれば、天気予報は曇りのち雷雨。
スタッフで打ち合わせをして、 晴れ間を求めて移動はせず、大学での観測を決定。

木陰や芝生や噴水もある憩いの場所 に「仙台市天文台日食ツアー」の面々がぞろぞろと移動し、荷物を広げ始めます。

そんなことしているうちに、あら?空が見えるような気が。。。
このまま晴れてくれ~!

参加者のKさんがカウントダウン開始。

「あと○分で~す!」

これが、みなさんに大ウケ。 (Kさん談:ウケ狙いではありません)

空は、雲はあるものの徐々に晴れてきている。
第一接触!

「あ、欠けてる!」
 

ナント、雲のお陰で日食グラスがなくても肉眼で見えるのです。
 
ここで、TBCラジオ「COLORS」と電話がつながり、現地レポを。

みなさんそれぞれのスタイルで日食を楽しんでいます。

子どもたちは、スケッチしたり、気温の変化を計ったり、楽しげです。

  

china01.jpg                                                                                                             撮影:佐藤孝悦さん

 

日食初めての人たちは、携帯カメラonlyでゆっくり眺めたり、 私の双眼鏡を覗いて「すごい!」と喜んでくれたり、みんなの観察の様子を興味深げに観察したり、こちらも楽しそうです。

頑張ってたくさんの機材を運んできた人たちは、計画通りの観測にいそしんでいます。
思い思いの日食観察。。。

カウントダウンの時間もだんだん短くなり、緊張感がただよい始める。
温度計は朝から32度のまま。
だけど、明らかに風が涼しく感じられるようになってくる。
そして、鳥がでかい声できーきー鳴き始める。
そして、確かに薄暗いような気がしてくる。
すごい! 話に聞くとおりだ!

皆既の5分前、温度計はいつの間にか30度に下がってる。


皆既まで秒のカウントダウン。
細い細い太陽が雲のフィルターを通して肉眼で見える。

「5、4、3、2、1、0、皆既です!」

あたりが驚異的に暗くなる。
 

自然に起こる拍手、拍手!
そして、どこかから花火が何度も何度も打ち上がる。
中国、すごい!

 

china02.jpg                                                                                                                撮影:増本博さん

 

しかし、 意地悪な雲サンがす~と太陽をすっかり隠してしまった。
コロナが見えない。
こちらの心を知ってか、雲がちょっとどいてくれる。
そして、見えた! 黒い月が確実に太陽を隠してる。

  

china03.jpg                                                                                                 撮影:佐藤孝悦さん

 

これが、皆既日食なんだ!
雲の動きに合わせて、コロナがちらちら見え隠れ。

  

china04.jpg                                                                                                 撮影:黒須潔さん
 
誰かが「金星が見える!」と叫んでる。
ほんとだ、頭のてっぺんにキラキラ輝いてる。

皆既の最後の瞬間、ダイヤモンドリングが雲間から出現。
雲があるので、リングがなくて、ダイヤモンドだけ!
宇宙で一番綺麗なダイヤモンドだった。
 
あっという間に暗闇はなくなり、何事もなかったかのように昼間の風景が戻ってきた。  

 

  

<全天動画>Sony DCR-TRV27,Nikon Fisheye Converter FC-E8 撮影:佐藤信さん

<太陽拡大>Sony DCR-TRV900に2倍テレコンバーターを装着しタカハシTG-SP赤道儀に同架 

        撮影:佐藤信さん

<風景動画>撮影:黒須潔さん

 

                                                                                                                高橋(博)

何かが木星面に衝突!

7月22日の奄美皆既日食の準備に追われている19日に
木星面では大変なことが起きていました。
その状況は、木星面南半球の極域付近に小さな黒い斑点として観測されたのです。

奇跡的に、雲の切れ間から(速報)

22日は、今世紀中でも最大級の皆既日食が奄美方面で見られるはずでしたが、
天候が思わしくなかったようです。

晴れました!

どうも年のせいか、早朝まで観測が続くと疲れが取れなくなってきました。
15日から16日にかけてもそうでした。
ナスミス分光器の調整や小惑星の観測を早朝まで行っていたのです。

この月が・・・

19日から20日にかけてちょっとした晴れ間に恵まれて、
1.3m大型望遠鏡でいろいろなテスト観測を行いました。

久しぶりにきれいな晴れ間

16日現在、仙台地方の梅雨明けはまだです。
そして来週には、今世紀中でも超ビックな天体ショー「皆既日食」が、
奄美大島方面で見られます。
仙台地方は部分日食ですが、ぜひとも晴れてほしいものです。

天文Q&A.008 次回の仙台での日食はいつ?

仙台での部分日食情報

2009年7月22日(水)の部分日食についてお知らせします。

 

見たいところ

そろそろ梅雨明けの情報が頻繁に出るようになってきました。
私の星への願いは「20日まで梅雨明けしてほしい!」ということです。
なぜかといいますと・・・
今世紀最大級の皆既日食が起きるからです。

冥王星

6月23日に衝となった冥王星は、夏の天の川の中を移動中。といっても明るさは13等以下、

天文台の1.3m大型望遠鏡でないと見ることはできません。数年前までは第9番目の惑星でしたが、

今は準惑星に定義されています。そして、2006年9月8日、アメリカスミソニアン天文台内の小惑星

センターでは、冥王星を正式に小惑星の一覧に加え、小惑星番号134340番を割り振りました。

梅雨の晴れ間に

毎日毎日鉛色の空が続いている仙台地方です。
友人から「観測ができなくて、ゆっくり寝ることができるでしょう」と言われますが、
どうしても天候が気になります。