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見たいところ

そろそろ梅雨明けの情報が頻繁に出るようになってきました。
私の星への願いは「20日まで梅雨明けしてほしい!」ということです。
なぜかといいますと・・・
今世紀最大級の皆既日食が起きるからです。

私は留守番組。
それでも大きな部分食の記録写真を狙っています。
成功するためにはいろいろと準備・・・
いや、今までの経験がありますから至って平然としています。
しかし、準備万端といいましても「天候」がどのようになるのかもわかりません。
天候は「運を天」に任せることにしましょう。

さて、梅雨の晴れ間がちょいちょい見られていますが、なかなかよい条件には恵まれません。
12日の0時過ぎからもそうでした。
自宅の窓からは南天がよく見えるようになっています。
いつものように眼が覚め外を見ると、うす雲はありますが月や木星が見えていました。
早速身支度を整えて観測準備に取り掛かりました。
野外での観測ですから必需品は「電気蚊取器」なんです。
それがありませんと、むき出しの足元には大量の蚊が集まってきまして大変なのです。
昔は蚊取り線香でしたが、危ないので電気式に取り替えました。

なつかしいなぁー、あの蚊取り線香の匂いが・・・

さて、表題に戻りましょう。
愛用の望遠鏡を木星に向けてみると、東端近くに「大赤斑」が見えていました。
やっと「見たいところ」が見られたのですが・・・
うす雲が頻繁にやってきて、カメラ性能が追いついていきません。
そしてやっと撮影できたのが1時30分ころからでした。
といってもよかったのは最初だけで、どんどん雲のため透明度が悪くなっていきます。
2時過ぎてもうす雲は多くなるだけで、結局2時30分ころに観測を終了しました。
そのころの東側の地平線近くには、明けの明星の金星がぼんやりと輝いていました。

それでは、最初に撮影しました2枚写真を見ていただきましょう。


097012-HPJupiter.jpg2本の濃い縞模様は、南北赤道縞です。
上の南赤道縞には大きな凹みと大赤斑が見えています。
大赤斑は、眼で見てもあまり濃さは感じられません。
小望遠鏡では、その姿を確認するのは大変ですが、
南赤道縞に大きな凹みが見られたら注意深く観察してみてください。
次に、見たいところのもう一つは、大赤斑付近の経度の北赤道縞でした。
好条件下での観測では、白斑や暗斑などが発生しており
その変化を追跡したいと考えていました。
今回もうす雲に阻まれてその詳細は不明でしたが、
画像を見てもその様子が少し見て取れると思います。
右側の写真は黄ばんでいますが、雲を通しての撮像でカラーバランスが崩れてしまいました。

早く梅雨明けして、皆既日食や木星面の詳しい観測を継続したいものです。

小石川正弘


使用機材:31cm反射赤道儀 XP24mmアイピースにて拡大撮影 大気補正プリズム使用
       レジスタックス及びフォトショップにて画像処理
撮 影 地:青葉区愛子東6丁目地内
撮 影 者:小石川正弘