2022/10/08 後(のち)の月

旧暦の9月13日の夜(十三夜)に見える月を「後(のち)の月」と呼び、2022年は10月8日がその日にあたります。

旧暦8月15日の「中秋の名月(十五夜の月)」を眺める風習は中国から伝わったものですが、十三夜の月を愛でる風習は日本で生まれたものです。これは、延喜十九年(919年)に寛平法皇が月見の宴を開き、十三夜の月を称賛したことが由来のひとつとされています。

 

里芋を供えることから「芋名月」と呼ばれる中秋の名月に対し、後の月ではこの時季に収穫される栗や枝豆を供えることから、「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれています。

 

 

▼2018年10月21日の「十三夜」(仙台市天文台で撮影)

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