2026年4月上旬から中旬頃にかけて、明け方の空でパンスターズ彗星(C/2025 R3 / Pan-STARRS)が見られます。
仙台での観察のおすすめは太陽を通過する前である4月10日から20日頃で、4等前後の明るさになると予想されています。東の低空での観察のため、あらかじめ東の空が開けた場所を探しておきましょう。
また、日の出前のため空が少しずつ明るくなります。そのため望遠鏡や双眼鏡での観察が適しているでしょう。周りの景色と方位からあらかじめ位置を確認してから探すのがおすすめです。
※双眼鏡や望遠鏡を太陽に向けてはいけません。
※彗星の明るさは予測値であり、今後彗星の核崩壊等の影響によって実際の等級が変わる可能性があります。
※図「パンスターズ彗星 位置変化 仙台の空」は、各日の3時30分ごろの背景の星座に対する彗星のおよその位置を示しています。![]()
♯彗星って、なに?
彗星は、長く尾を引いた姿が特徴の天体です。主成分は氷と微量のダスト粒子で、大きさは数kmから数十km程です。細長い楕円軌道を持ち、数年から数万年に一度の割合で太陽を周回する彗星のほか、放物線状の軌道を持ち、一度太陽に接近したら二度と戻ってこないものなど、様々な種類があります。今回のパンスターズ彗星の軌道は放物線状となっているため、一度太陽に接近したら二度と戻ってこないでしょう。
彗星が太陽から遠いときには尾はありませんが、太陽に近づくと成分中のガスや塵が噴出し、尾が現れます。太陽に近づくにつれて尾は長く明るくなることが多いですが、太陽の重力や温度などの影響により核が砕けると、予想された等級が変わることがあります。
♯パンスターズ彗星の由来
パンスターズ彗星は、2025年9月にハワイのパンスターズ(Pan-STARRS)探査望遠鏡によって発見された新しい彗星です。パンスターズは広視野サーベイ望遠鏡・即時対応システム(Panoramic Survey Telescope & Rapid Response System)の略です。これはハワイで行われている4台の望遠鏡で全天を観測し、小惑星や彗星などを検出しているプロジェクトです。
名称は「C/2025 R3」という符号で表され、①「C」は彗星を示すcomet、②「2025」は発見年を西暦で表した数字、③「R」は発見された月を示すアルファベット、④は③の期間内において発見された順番を示す数字を表します。![]()
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※アルファベットのI(アイ)は、Lの小文字のlや数字の1との誤認を防ぐため用いていない