2020/01/04 しぶんぎ座流星群が極大

毎年ほぼ同じ時期に、夜空のある一点から放射状に出現する流星の一群のことを流星群といいます。その一点のことを「放射点」と呼び、しぶんぎ座流星群の放射点は、りゅう座とうしかい座の境界付近にあります。

(詳しい説明はこちら:天文Q&A.010 流星群ってなに?)

※しぶんぎ座という星座は18世紀の終わりに作られた星座で、現在の88星座には含まれていませんが、今も流星群の名前に使われています。

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★いつ見られるの?

しぶんぎ座流星群が見られる期間は、2020年1月1日-1月7日頃です。最も多くの流星が流れると予想される極大を迎えるのは、日本時間の1月4日の17時頃です。

しぶんぎ座流星群の放射点は、4日の22時半頃には北北東の空に昇りますが、この時間はまだ月あかりの影響があるため、月が沈む深夜1時頃からの観察がおすすめです。

極大時には、1時間に20個程度の流星が出現すると予想されています。(参考:「天文年鑑2020年度版」誠文堂新光社)

 

★どうやって見るの?

放射点を中心に空全体を眺めるようにして観察することがポイントです。また、街あかりの影響が少なく、空の開けた場所を事前に見つけておきましょう。