仙台市天文台
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<火星>

■火星は地球のすぐ外側を公転している惑星で、2年2ヶ月ごとに地球へ接近します。地球の軌道がほぼ円であるのに対し、火星の軌道は楕円であるため、接近の度に地球との距離が異なります。(図1)
■接近のころは光度が増し、最も明るいときは木星程度まで明るくなります。また、見かけの視直径も大きくなるので、天体望遠鏡での表面の観察がしやすくなります。
■公転面に対して自転軸が25.2度傾いているため、地球と同じような季節変化があります。極地方の白い極冠が、季節によって見え方が異なります。
■しばしば巨大な規模の砂嵐が発生し、火星表面の模様が一定期間みえなくなることもあります。
■これまで、無人探査機による調査が何度も行われており、隕石や水(氷)の存在までも確認されました。

火星接近の図
  (図1)
最接近時のデータ
2001年〜2012年
最接近の年 月日 距 離
(万km)
視直径
 (”)
2001 6/22 6,734 20.9
2003 8/27 5,576 25.1
2005 10/30 6,942 20.2
2007 12/19 8,817 15.9
2010 1/28 9,933 14.1
2012 3/6 10,078 13.9

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

2001年


 

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