仙台市天文台
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<火星の大接近 その後>

私たちが日常経験しているように
遠くからみると小さく見えたものが
近くで見ると意外に大きかったと言うことがあります。
距離が対象の見え方に影響しているわけです。



火星についても当てはまります。
近づいた火星は大きく見え、離れた火星は小さく見えることになります。

形の違いにも着目していただきたいと思います。
8月22日では地球と火星がほぼ太陽に対して一直線上に並んだため、
太陽の光を全面に受けた火星面となっていました。ですから丸い火星面でした。

ところが11月12日では、一直線上に並んでいませんから
太陽の光を受けた火星面を地球からは斜め方向に見る位置関係になります。
そのため丸い火星ではなく
欠けた火星となり、ラグビーボールのように見えています。



 

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