その由いささかものに書きつく。

仙台市天文台のオープンが近づいたある日、突然、天文台のホームページ担当者から「台長のブログのタイトルは『ときどき土佐日記』です。よろしく。」のふた言。

 

 娘もすなるブログというものを、台長もしてみむとてするなり。

 

それの年、2008年7月1日、宇宙船仙台市天文台号にて錦が丘より門出す。その由いささかものに書きつく。・・・・

 

  などと、古文の教科書を参照ながら天文台オープンの日を想像しているうちに、なんとなく胸がドキドキしてドキドキ土佐日記である。

 

  ときどきドキドキ胸をときめかせているうちに、いつの間にか天文台オープンの日を迎えた。

 

 アレヨアレヨという間に天文台開館記念式典が始り、仙台市長や市議会議長の挨拶に聞き入っているうちに、私の挨拶の番が・・・。

 

ドキドキが収まる前に、続いてテープカット。思いのほかテープがぴんと張っていて、鋏が切れなかったらどうしようとか、手を切らないように注意しようなどと考えているうちに、「どうぞ!」という号令。そして、ブラスバンドが鳴り響いて、いつの間にか、閉会!

 

 ということで、今日の午前中はあっという間に過ぎた。午後1時半の一般公開まで少し時間があったのでここまで書きつけたが、時間が来たので、筆を置く。

 

 初日が終わって、今日一日の「日記」を書こうと思ったが、たくさんありすぎて何から書いたらよいか。思案しているうちに、「今日のことは後日とする」とする言葉が浮かんできた。そのようにすることにする。