仙台市天文台
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最近の土星

最近の土星 071226


 西公園天文台の後片付けに追われてしまい、ホームページへのアップ作業が滞っていました。今年最後の画像はと考えていましたら、一つの画像ホルダを忘れていました。それは、12月26日早朝に撮影した土星でした。
 その日は、いつもの早朝散歩に出かけようと準備をしていました。外は良く晴れています。南の空に見えている春のおとめ座スピカを見ると、瞬きが少ないのです。もちろん土星の右側で輝くしし座のレグルスも同様です。もしやと思い、急遽防寒着に身を包み、愛機を土星に向けてみてビックリ!この時期として珍しいくらいの安定した気流でした。
 さあ、画像を見てください。環の開き具合も大分狭くなってきました。環の中には、有名なカッシニの隙間を確認できます。次に、本体をみてください。南半球(上側)より北半球(環の下側)のほうが薄暗くなっています。その中には、北赤道縞も確認できます。最近、土星表面に白斑出現したのではと言う情報がありますが、私自身は確認していません。
 変化の少ない土星面ですが、詳しい観測が望まれています。来年に稼動する1.3m反射望遠鏡では、どんな土星面を見ることができるのでしょうか。  

解説 : 小石川

     
 

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