「月食」とは、太陽・地球・月が順に一直線に並び、地球の影に月が入り込む現象です。
(月食の詳しい説明はこちら:天文Q&A.023 月食とは?)
今回は、月の一部が欠ける「部分月食」となります。
■観察方法
部分月食は肉眼で楽しむことができる天文現象です。西の空に輝く満月は、午前2時22分から徐々に欠け始め、午前3時20分にもっとも大きく欠けた状態になります。
今回の部分月食は午前4時18分に終了しますが、その頃には空は明るく、月の高度が低いため最後まで観察するのは難しいかもしれません。事前に西の空がよく開けた場所を見つけておきましょう。
部分月食が終わると間もなく日の出を迎え、すぐに月も沈んでしまいます。
今回は部分月食ですが、2018年1月31日には仙台でも皆既月食を見ることができます。
【仙台での部分月食の時刻】
時刻 高度
半影食の始め 0時48分 32.7
部分食の始め 2時22分 23.3
食の最大 3時20分 15
部分食の終わり 4時18分 5.5
月の入り 4時53分 -
▼2012年6月4日の部分月食(撮影地:仙台市天文台)