仙台市天文台
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明け方の細い月

明け方の細い月


 7日夜から8日朝方にかけては、天候不良のために観測や撮影はできませんでした。いつものとおり体内時計は、2時間おきに起きることの指令を出していたようです。夜中の0時、8日の02時、そして04時過ぎに目が覚め天候の確認です。残念ながら小窓から見る空は全天曇りの状態ですが、小さな雲の切れ間があり数個の星たちが見えていました。このまま寝てしまうのもなんですから、早朝散歩へと出かけました。約1時間のコースですが、途中には新天文台があります。完成間近の新天文台を右手に見ながら歩いていくと、小高い山の上のシリウスを見つけ、そして、北東の低いところには夏の星のこと座のベガを発見!冬の星たちを西空に見て、東には夏の星座。季節感がちょっと狂ってしまいました。
 自宅に戻って、観測機材の片づけをしていたら、南東の空のとても低い雲間に、細い細い月を発見!早速機材庫より望遠レンズを取り出して撮影しました。このときの月齢は約28、新月ちょっと前の状態を撮影することができました。このような細い月を見て、写真撮影したくなるのは、私だけなのでしょうか。

解説 : 小石川

 

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