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ホームズ彗星 その15
2007年12月1日
12月最初の日、暮れかかった空を眺めながら「今夜はダメかなぁー」なんて考えながら錦ケ丘の新天文台を後にしました。空のいたるところに大小さまざまな雲が浮いています。それも天候を悪くするような雲の形状です。しかし、雲の切れ間も多いものですから、話題のホームズ彗星撮影に期待しました。 夕食が終わった19時過ぎより、西空に大きな雲に切れ間が出来始め、頭上の雲の流れも速いことを確認し、間もなく撮影可能と判断し撮影機材の準備をはじめました。ホームズ彗星あたりも雲の切れ間が広がりはじめました。いてもたってもいられずに雲の切れ間からの撮影を強行しました。その後も雲の影響を受けながら無事撮影を行うことが出来ました。 この日のホームズ彗星は、割合透明度も良かったせいか肉眼でも見えました。でも、良く見るためには双眼鏡が必要です。私も愛用の7×35mmの双眼鏡でホームズ彗星を楽しんでいます。それにしても大きくなったものです。下の写真で大きさを測ってみると約45′となりましたから、満月(約30′)よりも大きくなってしまいました。 これから月明かりの影響も無く、絶好の観測時期となりますから双眼鏡片手に観察してみてください。その際には近くに見えているアンドロメダ大星雲(明るさ4.4等、大きさ191′× 62′)と比較してみてはいかがでしょうか。 |
解説 : 小石川 |
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