2020年7月1日、仙台市天文台の新名誉台長に土佐誠、新台長(第8代目台長)に小野寺正己が就任し、
7月4日(土)に開催のトワイライトサロンにて、市民のみなさまへのご挨拶をさせていただきました。
トワイライトサロンは、仙台市天文台が現在地の錦ケ丘にリニューアルオープンした2008年以降、
土佐名誉台長が毎週土曜日に行ってきた、宇宙をテーマにした市民参加型のトークイベントです。
この日は、ご挨拶の後、特別イベントとして、新名誉台長&新台長二人の掛け合いによる
「スペシャル☆トワイライトサロン」をお届けしました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用や客席の間隔を広く取るなどの対策を実施し、
市民のみなさまやサポーターのみなさまにご参加いただきました。
また、当日の様子は、YouTubeでも生配信!多くの方へ情報をお届けしました。
▲土佐誠名誉台長㊧、小野寺正己台長㊨
初めに、土佐名誉台長と小野寺台長が、これまで天文台に携わって頂いた関係者、市民のみなさまへ御礼のご挨拶を申し上げました。
続いて、名誉台長と新台長ふたりの経歴や人柄に触れながら、2008年7月に錦ケ丘にリニューアルオープンした当初から今日までを振り返りました。
その中でも、印象深い出来事として挙がったのは
・想定を超えたリニューアルオープン当初の来館者数や、屋外まで続いたチケット販売の列整理に奔走したこと
・東日本大震災後の休館から再開、震災特別番組「星空とともに」ができるまでの道のり
・天文台オリジナルグッズ「アースキャンディ」の人気が爆発し、問い合わせが殺到したこと
・2018年に入館者が延べ300万人を突破し、記念式典を行ったこと
など、スライドで当時の写真を映しながら「こんなこともあったね」とご参加のみなさまと一緒に振り返りました。
スタッフみんなで乗り越えてきた場面や、市民のみなさまの協力があって実現できたこと、今だから言える裏話などを
交えながら話す2人の掛け合いに、ご参加のみなさまの笑みがこぼれました。
これからの天文台が目指す姿として、土佐名誉台長は「アドバイザーとして今まで以上に市民のみなさまとの距離を近づけていけたら良いですね。通常のトワイライトサロンも続けていく予定です」と笑顔。
小野寺台長は「開館時に当館でアルバイトをしていた学生が、教員となって子どもたちを連れて来てくれた時、うれしく感じました。市民天文台として、また、生涯学習の場として人生が豊かになるような天文台を目指したいです」と話しました。