【スタッフサポーター活動紹介】
2016年7月30日(土)、天文台のスタッフサポーターのみなさんによる工作教室を開催しました!
スタッフサポーターとは、仙台市天文台の活動をスタッフの一員としてサポートしていただくボランティアのみなさんです。毎年、仙台市天文台のテーマに合わせて、様々なワークショップを企画・実施してくださいます。
今回、制作したのは「回転アニメで作る宮沢賢治の世界」。
アニメーションの原型でもある、ゾートロープを、身の回りの簡単に手に入る材料を使って作ります。どんな作品ができたのでしょう。早速、制作の様子をのぞいてみましょう!
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最初に、材料の確認からはじめます。今回使う材料はどれも100円ショップなどで手頃に手に入るものばかりなので、後からまた作りたくなっても安心です。また、見本を見ながら完成図をイメージしておくと、作業がスムーズにできるため、みなさん実際に回してみます。水平に回すとよく動いて見えるようですが、どうやら回す時に少々コツがいるようです。
確認が済んだところで、いよいよ制作スタート!はじめに、本体となる円筒形の入れ物にスリットを入れていきます。スリットの位置は、八角形が描かれた紙をふたにつけ、それを元に側面へ目印をつけます。スリットは、サイズが太すぎたり、位置が下過ぎたりすると、強度が弱くなったり、見えづらくなってしまうのだとか。そのため、最初のうちは定規を使って目印をつけ、慣れてきたらフリーハンドで描いていくといいそうです。
はじめのうちは描きづらそうだった参加者のみなさんも、慣れてくると次第にスピードアップ!あっという間に作業が完了しました。
印をつけ終わったら、次は切り取りです。目印に沿って入れ物を切り、中に貼るためのイラスト用紙も切り分けます。イラストは、2016年が宮沢賢治生誕120周年なことから、宮沢賢治の作品にまつわるものが多くなっています。どれも素敵なイラストで、選ぶのに悩んでしまいますね。
また、回す時に持ちやすいよう、ふたにはヒモを付けておきます。ヒモの先端をセロテープでまとめておくと穴に通しやすくなります。スタッフサポーターのみなさんもセロテープをつける細かな作業をお手伝い。
全ての素材が切り分けられたら、次は組み立てです。
入れ物の内側に、切り取ったイラストを貼っていきます。連続したイラストになるよう、数字を順番どおりに並べて貼りましょう。次に、入れ物のふちに両面テープを貼っていきます。これは、あとでふたを閉めた時に外れないようにするためです。みなさん細かな作業に苦戦しながらも、サポーターさんの協力もあって、着々と進めていきます。完成まであと少し!
両面テープの紙をはがし、ふたを閉めたら完成です。仕上げに、マスキングテープで飾りつけもできます。みなさん何種類か宇宙柄マスキングテープを選んで、オリジナルの回転アニメに仕上げていました。
自分で作った回転アニメを回し、イラストが動いて見えると、みなさんとても嬉しそうに目を輝かせていました。
約90分という、少々長い作業時間でしたが、参加されたみなさん、本当にお疲れさまでした!また、企画・運営してくださったスタッフサポーターのみなさん、ありがとうございました!
回転アニメ、次回の開催は2016年8月20日(土)です。
夏休みの工作にもぴったりな"回転アニメ"。みなさんのご参加お待ちしております!
☆詳細はこちら→回転アニメ工作教室