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【特集】宇宙兄弟展レポート

 

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201574日(土)-830日(日)、「仙台市天文台開台60周年 ミヤギテレビ開局45周年記念宇宙兄弟展 仙台会場」を開催しました。

 

仙台市天文台の開台60周年記念事業の一環として開催した今回の企画展。

 

宇宙飛行士を目指す兄弟の成長を描いた人気漫画『宇宙兄弟』の展示ということで、全国からたくさんのお客様にご来場いただきました。

 

会期中の様子をご報告いたします。

 

 

 

<オープニングセレモニー>

2015年7月4日(土)、オープニングセレモニーを開催しました。

当日の様子は、過去のレポート「【特集】宇宙兄弟展はじまりました!」をご覧ください。

 

 

<宇宙兄弟展 開催記念トークイベント>

2015年7月23日(木)、宇宙兄弟展の開催を記念して、宇宙飛行士の山崎直子さん、東北大学の吉田和哉教授をお招きし、トークイベントを開催しました。

 

子どもの頃、宇宙戦艦ヤマトやスターウォーズなど、アニメやSFを見て宇宙に興味を持ったという山崎さん。宇宙飛行士になるまでのお話や、宇宙飛行士になってからの訓練の様子、実際に宇宙で体感された様子など、貴重なお話を沢山いただきました。また、ちょうど同日に打ち上がった宇宙飛行士・油井亀美也さんについてのお話もありました。

 

山崎さんは、「宇宙兄弟展を通じて、宇宙や科学などいろいろなことに興味を持ってもらえたら嬉しいです。仙台・宮城から世界に宇宙に羽ばたく方々がどんどん出てくることを願っています。」と今回の講演への想いをお話くださいました。

 

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●試験に使われた白いパズルと星型のマーク

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●訓練の様子。サバイバル訓練や応急処置の練習。

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●スペースシャトル打ち上げの様子と国際宇宙ステーション

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●無重力で記念撮影。上も下も無いので、円になって撮影できる。

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●無重力での実験の様子。水や炎は丸くなる。

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●宇宙から見た地球の姿。帰還の様子。

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後半は、東北大学吉田和哉教授との対談を実施。

吉田教授からは、大学の学生による小型ロケット開発のお話や、民間企業による宇宙開発の様子などをお話いただきました。

 

最近では、月や火星に氷があることがわかってきているようで、月・火星探査については、いろいろな国が力を入れているのだとか。中でも、火星探査については、「火星に移住する」という民間プロジェクトも立ち上がっており、火星までの片道切符にも関わらず、およそ2万人の応募があったそうです。

 

吉田教授が、会場に来ていたみなさんに「片道切符でも火星に行きたい人どれくらいいますか?」と聞いてみると、多くはありませんでしたが、それでも何人かの手があがっていました。

国のサポートも重要ですが、それだけではなく、民間で宇宙を楽しむような人たちが増えてくると、宇宙開発も加速するのではないか、山崎さんも吉田教授もこれからの宇宙開発についてそんな期待を寄せていました。

 

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最後に、質問コーナーでは、質問してくれた方のもとへ山崎さんが出向き、一つ一つ丁寧に回答している姿が印象的でした。

当日寄せられた質問をいくつかご紹介します。

 

Q宇宙から見た星はどういう風に見えるんですか?

A周りに街明かりがない、暗い状態で見えるので、地上で見るよりももっとたくさんの星が見えます。また、空気がない状態で星を直接見るため、チカッチカッという瞬きの光がありません。一つ一つの星が点のような澄んだ光で降り注いでくるように見えるのが、とても綺麗でした。

 

Q宇宙ステーションで楽しかったことは何ですか?

Aまず、無重力の感覚そのものがすごく楽しいです。上も下も関係ないので、天井からぶら下がっていても普通ですし、お互いに180度逆さまになって話していても普通に会話ができます。寝るときも床に寝るだけでなく、壁に立ったまま寝たり、天井で寝たりと、いろいろなかたちで自由に空間を使うことができて、とても楽しいです。

また、宇宙から見る星や地球の姿など、いろいろな景色は、見飽きることがないくらい、とても美しいです。あとは、いろいろな国の人たちと一緒に宇宙船の中で生活するというのもすごく楽しいことでした。

 

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トークイベント終了後には、山崎直子さんのサイン会も開催しました。宇宙兄弟展の図録や山崎直子さんの著書をご持参の方、宇宙兄弟展のTシャツを着てサイン会に参加される方など、たくさんの方々がご参加くださいました。

 

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<「チームHAKUTO」プレゼンツ 体験ラボ~月へいこう!~>

2015年8月8日(土)、宇宙兄弟展関連イベントとして、体験ラボを開催しました。

「チームHAKUTO」は、日本発で月面探査を目指す民間宇宙開発チームです。

 

Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面ロボット探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース「Google Lunar XPRIZE」。このレースは、民間宇宙開発を加速させ、宇宙産業の拡大、市場への投資を促進し、中長期的に繰り返し、月面にロボットを送り込めるビジネスを育成することを目的として開催されています。

 

レース内容は、月面にロボットを送り込み、500メートル以上移動させて、月面の映像を地球に送り返したら勝ちというもの。世界から18チームが参加する中、日本からは唯一、チームHAKUTOがレースに参加しています。

 

イベントでは、チームHAKUTOが開発した探査ローバーの操縦体験を行いました。また、当日は、チームHAKUTOのメンバーはもちろん、HAKUTOのローバー開発に協力されている、東北大学の吉田和哉教授をお招きして、月面探査について講演会も開催しました。

吉田教授は『宇宙兄弟』の漫画原作に情報を提供していることから、今回のイベントが実現しました。

 

●講演会の様子

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●体験ラボの様子。タブレットを使ってローバーを操縦します。

慣れてきたら後ろを向き、タブレット画面だけを見て動かしてみましょう。

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●障害物をよけてゴールまでたどり着けたら成功。タイムを競います。

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<展示の様子>

およそ200点に及ぶ原画資料や、JAXAの宇宙関連資料、アニメの設定画、立体模型など、宇宙兄弟だけにとどまらない、幅広い展示物が並びました。

 

7月末には、国立極地研究所からお借りした、月隕石と火星隕石も展示しました。

月隕石・火星隕石展示の詳細は、過去のレポート「【特集】月の石・火星の石がやってきた!」をご覧ください。

 

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展示最終日には、1日でおよそ1000人のお客様にご来場いただき、最後まで賑やかな館内となりました。

 

ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。