スペシャルプラネ「ChieArt」仕掛け人が登場!

   naomisantitle4.jpg  毎月第1、第3土曜日のスペシャルプラネタリウムで投映している「ChieArt~光に包まれる時間~」。癒しのヒーリングアートと呼ばれるChieArtの絵画を、全国で初めてプラネタリウム投映しています。この作品が完成するまでには、ある一人の女性の並々ならぬ熱い信念と努力がありました。その女性というのが、今回登場していただく小笠原尚美さんです。

 現在ChieArt仙台事務局を運営されている小笠原さんは、ご自身がはじめてChieArtに出会った時の“幸せ感”を、ぜひ多くの人にも知ってほしい、そしてこれをぜひプラネタリウムで見てみたい!と強く思い、その情熱を天文台に直接持ち込まれました。構想期間約5年、実質の制作期間は半年以上という長い年月を経て、昨年9月に初めての投映が実現。この4月から6月まで、月2回の定期イベントになりました。(次回開催5/15、6/5、6/19

 強く信じれば夢は叶う!それを体現し続けている小笠原さんのインタビューをお届けします。


-構想期間5年、ということでまず驚いたのですが。

「そうなんです。今から6年ほど前、銀座で初めて見たChieArt原画展で、会場に入った瞬間に“これはすごい!プラネタリウムだ!”って勝手に思って(笑)。ありありとビジョンが浮かんできて、この光を放つ絵を、星空と一緒にプラネタリウムで見たら絶対素敵だろうなって思ったんです。それからずっと頭の中で思い描いていて、いつか実現できたら、と温めていた企画です」。

去年9月に初めてプラネタリウムで投映することになりましたが、それまでも天文台スタッフと約1年程のやり取りがあったそうですね。

「Oさん(制作した天文台スタッフ)には本当にたくさんの時間と労力をかけていただいて、ご迷惑をおかけしましたが、力を貸してくれる方々のおかげで実現させていただきました。仕上がったものを初めて見たときに、想像していた以上に素晴らしくて…。“こうだったらいいだろうな”という漠然とした私のイメージが、ちゃんと形になっていて、感動しました。何度観ても素敵です」。

yuko3.jpg-もともと、仙台で初めての原画展、そして全国でも初のChieさんの講演会を主催されたんですよね。

 「私がChieArtに出会って、こんなにも嬉しい気持ちになったということを、まだ世の中でChieArtを知らないたくさんの方達にぜひ伝えたいって思ったんです。もちろん全国にファンの方はたくさんいらっしゃるんですけど、自分の住む大好きな街・仙台からも伝えていきたいと思って取り組んでいます」。

▲「優光」©ChieArt

 

 -たった一人で事務局を立ち上げてスタートされたとか…。

 「年に一度の銀座の原画展で、毎年Chieさんに会うたびに、Chieさんご本人に『いつか仙台でも原画展を開催してください。私はこうして東京に来て観ることが出来るけれど、きっとこの絵との出会いを待っている方々が仙台にもたくさんいると思うんです』と話していたんですね。そうしたらあるときChieさんから直接ご連絡いただいて、『尚美さんが本気なら、やりましょう』と。まさか自分が開催する側になるとは!と、驚きと嬉しさで手が震えました(笑)。その場で企画書を仕上げてFAX送信したのを覚えています。『その情熱が嬉しいから』と言われてスタートしたのが2007年の第1回目の原画展でした。同時に全国初の講演会も開催したのですが、これも『Chieさんのメッセージを講演会で直接聴けたら絶対に嬉しい!』という個人的な想いから、Chieさんに熱くお願いをしたら快く承諾してくださって。すべてが初めての経験で無我夢中でしたが、キャンセル待ちが出るほど盛況でした。それから毎年ChieArt仙台企画に取り組んでいます。今年も6月12日から原画展を開催します」。

-昨年9月の投映の際には、Chieさんご自身も天文台に来て下さいましたね。

「『いつかプラネタリウムで投映できれば良いと思ってるんです!!』と、何年かChieさんに話していたのですが、『天文台は特別な施設だし、難しいのでは?』と言われていたんですけれど、『最終的に尚美さん、実現したものね』って投映当日にChieさん笑ってくださっていました(笑)」。

-小笠原さんのそのパワーの源や情熱を保ち続ける秘訣は何ですか?

「何よりも嬉しいのが、私の企画をきっかけにしてChieArtに出会ってすごく喜んで下さる方にたくさん出会えていることです。その笑顔を見ると、本当にやってよかった、経験は財産だなって思います。心から素naomisan.jpg敵だと思える、私を本気にさせてくれるものや人と出会えているというのが私の強みです」。

-ちゃんと夢を実現させてるのがすごいですよね。

「自分でもびっくりします(笑)。いつも情熱だけで突破してきていますが、自分が何を実現したいのかを意識しているかどうかがポイントのような気がします。想いって、すべての原動力だと思います」。

-最後に、小笠原さんのにとってChieArtとは?

「Chieさんが、ご自身の大切な想いすべてをかけて描いていらっしゃるのを感じるんですね。そういうChieArtの、揺るがない世界を感じて、共鳴して、私自身の基盤を確認できる。こういう想いで生きていって良いんだっていうベース、自分の原点を信じられるものですね」。

Chieさん同様、小笠原さんご自身もとても素敵なオーラを身にまとった方でした。「ChieArt~光に包まれる時間~」は6月末までの投映。ぜひお見逃しなく!