仙台市天文台
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ISSとSTS120号




 24日夕方のことでした。プラネタリウム解説担当終了後事務室に戻ると、ISS(国際宇宙ステーション)が見えるとの会話で盛り上がっていました。その後には、STS(スペースシャトル)120号が追従するというのです。空は雲一つ無い最高の撮影条件ですが、薄明中なので長時間露光をかけることはできません。予報を見ると、ISSは夏の大三角の中を横切り、ISSの軌跡でおりひめ星とひこ星の仲が切り裂かれる?と言うことになりました。  出現時間10分前から天文台前で数人の台員と一緒に出現を待ちました。カメラは夏の大三角全体が入るように17mmの広角で狙いました。 誰かが北西の空を指差して「あれだぁー」と叫びました。 それから4秒露出で撮影し、合成したのが上の写真です。見事、おりひめ星とひこ星の仲が軌跡で切り裂かれましたね。その8分後、同じ方角からISSより暗いSTS120号が見えてきました。夏の大三角の南側を南東の方角に移動していきました。ISSを追いかけるように。そうです。両者は25日21時33分(日本時)にドッキングするのです。  
                                         解説:小石川

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