仙台市天文台
トップページ >天体画像 > 

「上弦の月」ってどんな月?
(2006年3月8日撮影)


 日本独自の月の呼び名があります。月齢を基にした「三日月」や「十五夜」は有名ですが、月が西の地平線に沈む姿から付いた呼び名もあります。「上弦の月」「下弦の月」がその例です。
 「上弦の月」とは、月が沈むときの姿を「弓」に例え、地平線に対して弦を上にして沈む姿から名づけられました。
 反対に「下弦の月」は、沈むときに弓の弦を地平線に向けて沈んでいきます。

 「上弦の月」は、夜半頃に沈み、「下弦の月」は、昼間に沈みます。
 弓の弦を真上に向けた状態で沈むのは、黄道(太陽の通り道)が地平線に対してほぼ垂直になる12月〜1月頃がチャンスです。次は、そんな月を狙ってみましょう。
 

Copyright (c) Sendai Astronomical Observatory. All Rights Reserved.