「仙台市天文台70周年特別投映『ようこそ星めぐり』」イベントレポート

2025年320日(木・祝)に仙台市天文台70周年特別投映「ようこそ星めぐり」の最終投映が行われました。

本番組は、開台年である1955年に生まれ、約50年にわたりプラネタリウムの投映を行ってきた仙台市天文台の高橋博子による最後の投映番組です。

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番組は、仙台市天文台70年のこれまでの歩みを振り返り、世間を賑わせた天文現象や数々の思い出を星空とともにご紹介する内容です。

仙台市天文台の歴史とともに高橋のこれまでの歩みも振り返りました。

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▲過去に投映したプラネタリウム番組ポスター

「皆さん、こんにちは!」の高橋のお馴染みの掛け声で投映は始まりました。

高橋が働き始めた当時のプラネタリウム番組「星と音楽の夕べ」では、レコードプレーヤーが使用されていました。今となっては懐かしいレコードですが、この番組のために復活し取り入れられ、当時のプラネタリウムの雰囲気をお客さまに体感いただきました。

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▲レコードプレーヤーを解説する高橋

ドーム内が徐々に暗くなり最初に現れた星空は、1955年に仙台市天文台が開台した日の星空です。

彗星などの天文現象、仙台市天文台内外での活動、仙台市天文台がかつて西公園にあった頃の映像、三ヶ国語での七夕神社の解説など、高橋ならではの演出が盛りだくさんの内容で、様々なエピソードが語られます。

また、お客さまご自身に星空の思い出をお話いただき、それぞれの思い出を懐かしんでいただく場面もありました。

最後は少しずつ明るくなり、現在の仙台市天文台の所在地である錦ケ丘の夜が明けました。

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▲彗星などの天文現象

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▲仙台市天文台内外での活動

最終日は、市民の方、高橋の投映に長い間親しんでいただいた方を中心に、大変多くの方にお越しいただきました。皆さまのあたたかい拍手のもと投映は終了いたしました。

投映後にもレコードプレーヤーの説明をする高橋の周りには、投映終了を惜しむ大勢のお客さま時間の許す限り思い出を語り合っていただきながら、最終日は大盛況のうちに終えることができました。

ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

70周年特別投映「ようこそ星めぐり」は終了いたしましたが、引き続き、仙台市天文台70周年企画として、様々なプラネタリウム番組やイベントを開催してまいります。

今後の企画もどうぞお楽しみに!

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▲高橋博子より皆さまに感謝のご挨拶