「アースデイ講演会」イベントレポート

2024 年 4 月 21 日(日)にアースデイ講演会を開催しました。

4 月 22 日は国連総会で採択された「国際母なる地球デー」です。仙台市天文台では、毎年この日に近い時期に地球のことを知り・考える「アースデイ講演会」を開催しています。

今回は東北大学教授・仙台市天文台ブレインサポーターの井龍康文氏をお招きし、「大気の 46 億年史」というタイトルで、私たちの地球にある空気―大気をテーマにご講演いただきました。

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大気の成分や構造についての基本的な知識のお話から始まり、他の惑星の大気を比較することで、地球は人類が生存するためにちょうど良い星であることを確認しました。

後半では、大気中の酸素や二酸化炭素ができた歴史や原始地球の大気状態から現在の大気組成への進化について学び、二酸化炭素量の増加による地球温暖化の進行について考えました。

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参加された皆さんは、メモをとりながら熱心に聴講されていました。ここではアンケートにお書きいただいた感想の一部をご紹介します。


・とても良かったです。内容的に非常に難しかったですが、地球の大気(特に CO2)の大切さが感じられました。

・TOKYO FM の毎年のラジオイベント(アースデイイベント)でアースデイを知って、今地球で起きていることについて仙台でもイベントがないか探して参加しました。

・とても興味深いお話でした!!また先生のお話を沢山聞きたいと思いました。

・ユーリー反応で二酸化炭素が少なくなり、温度が下がる、また冷えると反応しなくなり二酸化炭素が増えて温度があがるというものを繰り返しているということで、大事なのだと感じました。


来年のアースデイは 2025 年 4 月 22 日(火)。

仙台市天文台では、SDGs への取り組みの一つとしてアースデイ講演会の開催を続け、私たちの住む地球のことを知り、持続可能な社会への貢献について考える機会を今後も提供してまいります。