2022年12月28日17:00から、プラネタリウムで『間もなくリニューアル!プラネタリウム特別投映「ありがとうケイロン」』を開催しました。
特別投映では、2022年10月27日から開催していた「企画展ありがとうケイロン ~ケイロンが映した15年の星空~」で、寄せられた来館者の皆様から集まったメッセージの紹介や、当館が2008年に錦ケ丘に移転してからの15年間に、プラネタリウム投映機「ケイロン」が映し出してきた星空を振り返りました。特別投映は15分という限られた時間でしたが、108名様にご観覧いただきました。
▲最終日のカウントダウンボード
特別投映が始まると、ケイロンが当台で初めて投映した2008年7月1日の星空がドームいっぱいに広がりました。その星空を背景に「企画展 ありがとうケイロン ~ケイロンが映した15年の星空~」で集まったメッセージをご紹介しました。
『2008年当時、高校生のときに見たプラネタリウムを今年は自分のこどもと一緒に見られました』
『ケイロンの星空が一番きれい、いままでありがとう』
など、心温まるようなメッセージが集まりました。星型のふせんにメッセージを書いていただき、企画展の開催期間中に、500通以上が集まりました。メッセージの中には、プラネくんや投映機のイラストを描いてくれた方もいらっしゃいました。
▲最終投映日に企画展で集まったメッセージをオープンスペースで展示しました
▲最終投映日の『こどもの時間』『特別投映』の観覧者の方限定で、プラネくんからのプレゼント(天文台オリジナルボールペン)をお渡ししました
SNS上でも
『初めてケイロンの星空を観たのが仙台市天文台でした。もう15年も前なんですね』
『親子で来るのが楽しみだった』『リニューアル後もまた来ます!』
『ケイロンありがとう』『プラネくんまたね』
など、来館者のみなさんの想いが詰まったメッセージが寄せられました。
メッセージの紹介に続いて、2008年から2023年までの大きな天文現象や星空をメインに振り返りました。
2012年5月21日の金環日食の様子(仙台では部分日食の観察でした)や、2015年2月1日の開台60周年記念事業など、天文台のあゆみと、その時期の旬な天文現象に合わせて映し出した星空などを紹介しました。
▲『ケイロン』とプラネくんは、記念写真撮影の列ができるほど人気でした
そして、最終投映日当日の2022年12月28日の仙台の夜空で特別投映は締めくくりを迎えます。投映が終わると、ドーム内は観覧者のみなさんの拍手で包まれました。
『ケイロン』が映し出す星空は、その時々の季節や時間、投映プログラムなどで雰囲気は様々ですが、私たちにいつも変わらない美しさを届けてくれました。この15年間を振り返ってから見る『ケイロン』が映し出した星空は感慨深く、より一層きらめいて見えたように思います。
▲特別投映の様子。親子連れの方などでにぎわいました
特別投映をご覧いただいた来館者の方には
『西公園のときから天文台には来ていて、今日は仕事終わりに急いで来ました。最終投映を見られてよかった。リニューアル後も楽しみにしています』
『プラネタリウムで星の事をたくさん教えてもらいました。観望会なども参加してみたいです』
とお話しいただきました。
あらためて、特別投映をご観覧いただいたみなさま、温かいメッセージをお寄せいただいたみなさま、ありがとうございました。仙台市天文台のプラネタリウムはたくさんの方に支えていただいていることを実感した最終投映となりました。2022年4月28日まではリニューアル工事のため、プラネタリウムの投映を休止いたします。その後は、プラネタリウムのプレオープン、リニューアルオープンを控えています。
『ケイロンじゃなくなるの?』などプラネタリウムリニューアルの詳細は、特設ページにてご紹介していきます。詳細はこちら★
新しく生まれ変わるプラネタリウムもどうぞお楽しみに!