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ミニ企画展「安倍家天文道 名取春仲 展」
開催期間:2005年 7月18日(月)〜 9月25日(日) | |
名取春仲研究会との共催で、仙台市天文台(展示室)にて開催しました。 |
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主な展示物 ・名取春仲人形 ・坤輿万国全図パネル ・名取春仲著作などの写真 など |
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名取春仲について |
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名取春仲は、岩出山の天文暦学者でした。 宝暦(ほうりゃく)9年、岩出山町の造り酒屋・「名取屋」に生まれた春仲は、20歳の頃から南方の浪士橋本治正に土守神道を学び、後に桜田利慶から免許を受けています。 両氏とも暦術に詳しくなかったため、仙台藩天文方の藤広則に貞享暦を学びました。 それでも満足いかなかったのか、春仲は西洋暦までも学びました。その後、藤広則の推薦で朝廷の暦職家土御門家の門人となり、「春仲」の号を授かりました。 土御門家は、安倍晴明の末裔であり、天文道や陰陽道の家元です。 |
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坤輿万国全図について |
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春仲の一門では、「坤輿万国全図」を写すことが免許皆伝の証のひとつであったのか、門人の子孫宅から多くの模写図が見つかっています。 坤輿万国全図は1602年に宣教師マティオリッチが作った世界地図です。 初版本は世界でも5点ほどしか確認されていません。日本では、宮城県図書館、京都大学図書館、国立公文書館の3点が知られています。 坤輿万国全図の模写図は、刊本に比べていくつもの違いが見つかります。 この坤輿万国全図が春仲一門だけでなく、仙台の天文学者と深い関わりがあることは、”対”になっている天文図の存在や、模写図の作者などから伺い知ることができます。 |
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