太陽の通り道はどんな道?~アナレンマのふしぎ~

【ワークショップレポート】

 

2018年2月4日(日)、ワークショップ「太陽の通り道をたどろう!~アナレンマのふしぎ~」を開催しました。

 

継続的に同時刻の太陽の軌跡をたどると、 どんな形が見えるのでしょう?
これまで2014年から惑星広場にある日時計にて、12時ちょうどの"太陽の影"の位置を記録し、少しずつ展示物をつくってきました。
ワークショップ開始から約4年が経ち、太陽の通り道の様子が見えてきました。
そのため、12時の時刻の記録はこの日で最後にすることとしました。

 

このワークショップは、記録を取る12時ぴったりに太陽が見えていないといけません。
11時45分、外の天気は・・・

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太陽の姿が見えません。
しかし、奇跡的に12時に太陽の影ができるかもしれません。
担当スタッフは、そんな希望を胸に9名の同志と共に惑星広場へと向かいました。

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険しい雪道にも負けず、惑星広場の火星軌道を進みます。

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さあ、決戦の舞台、日時計へとやってきました。
早速棒を立ててみると・・・

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ご覧の通り、影ができません。
繰り返しになりますが、このワークショップは、12時ぴったりに太陽の影が記録できなくては意味がありません。
悲しい気持ちを胸に、正確な時計で12時10秒前からカウントダウン!
「10・9・8......3・2・1・0!!」
残念ながら12時ピッタリの太陽の影を記録することはできませんでした。

 

気持ちを切り替えて、約4年にわたって記録してきた太陽の通り道を、たこ紐でたどってみます。
どんな形がみえてくるでしょうか・・・

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「魚の形!」

という声も聞こえてきましたが・・・数字の「8」が見えてきました。

そう、一年を通じて同じ場所で同時刻に太陽を観察してみると、8の字を描くように動いてみえます。そのため記録した太陽の影も8の字を描いていたのです。

 

最後に、参加してくれたみなさんで記念写真!
記録はできませんでしたが、太陽が描いた8の字に興味津々の様子でした。

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12時の太陽の影は8の字を描いていましたが、違う時間でも8の字になるのでしょうか?
疑問は残ります。
と、いうことで、4月からは時間を変更し13時30分の太陽の影を追いかけてみることにしました!

ぜひワークショップに参加して、違う時間の太陽の動きを一緒に記録していきませんか?

次回は4月15日(日)。13時15分にオープンスペースにお集まりください。
※悪天候時は翌週へ延期いたします。

 

★太陽の通り道をたどろう!~アナレンマのふしぎ~★

・日時/毎月第3日曜日(悪天候時は翌週に延期) 13:15-(約30分)
・参加料/無料
・場所/仙台市天文台 惑星広場

スタッフ/千田