【イベントレポート】
2017年12月16日(土)、宮城教育大学&仙台市天文台PRESEBTS ロビーコンサートin 仙台市天文台vol.19を開催しました。
このコンサートは、宮城教育大学音楽教育専攻の学生やOG・OB、先生方によるコンサートです。
19回目となる今回のテーマは「めでたし 海の星」。
ラフマニノフやバッハの楽曲に加え、きよしこの夜などのクリスマスキャロルを、ピアノやリコーダー、声楽などでお楽しみいただきました。
開始約10分前でこの賑わい。
用意した座席は開始前に満席となりました。
ラフマニノフ作曲「13の前奏曲 作品32より」のピアノ演奏からロビーコンサートスタートです。
次は多種類のリコーダーによる演奏。
太さや長さの違うリコーダーが登場しました。
演奏の合間には天文台スタッフが、クリスマスの夜空に立つ十字架やベツレヘムの星など、クリスマスと星にまつわるお話をしました。
クリスマスムードが高まったところで、リコーダー4重奏によるクリスマスキャロルの演奏です。馴染み深いリコーダーのあたたかな音色に会場全体が和やかな雰囲気に。
リコーダーというと、小学校の音楽で吹いたソプラノリコーダーが印象的ですが、今回は大きさや音色の異なる4種類リコーダーで演奏してくださいました。
小さい順番にソプラノリコーダー、アルトリコーダー、テナーリコーダー、バスリコーダー。
4つの内一番大きなバスリコーダーは、ソプラノリコーダーの約3倍もあるそうです。
続いては、ソプラノの歌声でバッハのカンタータ。
ソプラノの透き通る心地よい歌声が、天文台全体に響き渡りました。
リコーダー、ピアノ、ソプラノ、バリトンの演奏も。
曲目はコンサートのテーマにもある、「モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》より〈めでたし、海の星〉」。
演奏後に天文台スタッフが「めでたし、海の星」について解説を。
海の星とは、地中海から見た、西の海に沈む宵の明星であるという解釈があります。
宵の明星とは夕方に西の空に見える金星のことです。
そこで、2018年の金星の見頃もご紹介しました。
最後の曲は、リコーダー6重奏による「星条旗よ永遠なれ」。
ソプラノリコーダーよりも小さいリコーダーも登場し、様々な音色を楽しめました。
コンサート終了後、会場は暖かい拍手に包まれまれ、小さいお子さんから大人の方まで、たくさんの笑顔が溢れていました。
次回は記念すべき第20回目!
どんな音色が天文台に響き渡るのでしょうか。
お楽しみに!