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【60周年記念事業】『あなたに夢をかなえてホシい!』開催 vol.3

 

20151018()、仙台市天文台にて「あなたに夢をかなえてホシい!」を開催しました。

 

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仙台市天文台開台60周年記念事業の一つとして、仙台市内の小中学生を対象に「天文台でやってみたいこと」を募集し、実現していただく企画『あなたに夢をかなえてホシい!』 。

(募集概要→ ※募集は終了いたしております)

 

 

  

 

 

  

 

 

今回、夢をかなえるために天文台に訪れたのは、宮城県仙台二華中学校1年生の井崎英乃(いざきあやの)さんと、仙台白百合学園小学校6年生の井崎英里(いざきえり)さん。

 

二人は姉妹で、応募作文を送ってくれたのは、妹の英里さんでした。

 

夢の内容は、「南天の星座をプラネタリウムで見たい!」というもの。秋になるとツバメが南へ旅立つことから、ツバメ達が道中見るだろう星空、ツバメを見守る星座たちを、見てみたいと思ったのだそうです。

 

また、できればその投映をお姉さんと一緒にお手伝いしたい。そんな思いも応募作文にしたためられていました。

 

それでは早速、お二人が夢を叶える様子をご紹介いたしましょう。

 

今回の夢実現プロジェクトは夏前から準備が始まっていました。というのも、プラネタリウムの投映はぶっつけ本番でできるほど簡単なものではありません。しっかりと伝えたい内容をまとめる必要があります。

事前にプラネタリウム担当と打合せを行い、方向性を決めていきます。南天の星空ということで、オーストラリアの夜空をご案内することになりました。

 

また、「お友達や学校の先生などをご招待したい」というお二人は、この日のために、お手製のプラネタリウム番組ポスターを作っていました。

 

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↑一度だけではもったいないくらい力作のポスター。

きっかけとなったツバメやオーストラリアのエアーズロック、コアラなどが描かれています。

 

 

事前準備を終え、イベント当日、天文台に到着したお二人は、早速プラネタリウム担当の高橋と最終打合せをしていきます。

 

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↑投映中にどんな音楽をどのタイミングで流すか、入念に打合せします。

 

お二人の衣装が気になったので、並んでもらいました。

お揃いのJAXA Tシャツにお母さんがワッペンをつけてくれたのだとか。とっても似合っていますね!

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↑ガッツポーズでやる気まんまん!

 

緊張しているかたずねたところ、緊張よりも楽しみの方があるとのこと。

これは、ますます投映が楽しみです!

 

一通り打合せが終わったら、台長へご挨拶します。

いつも優しく、気さくな台長とのお話に思わず笑顔があふれるお二人。

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天文台スタッフへもご挨拶。しっかりとプラネタリウム投映への思いを語ってくれました。

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一通りスタッフへの挨拶が終わったところで、次はプラネタリウムの操作の練習です。

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星座線や星座絵の出し方、星の動かし方、音楽の流し方・・・。

水を吸収するスポンジのようにぐんぐん操作方法をマスターしていきます。

 

ナレーションの練習も行います。まずは明るいところで練習です。

スラスラと間違えずにお話できていて、沢山練習してきた様子がうかがえます。

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続いて、実際の暗さの中で練習です。

プラネタリウムでは、星が美しく見えるよう、手元の明かりも最小限のものを使います。

読みづらいながらも、スムーズに姉妹二人で掛け合いができていました。

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↑実際はもっと暗い中で原稿を読んでいきます。

 

 

練習が終わったら、プラネタリウムドームにはお客さまをお迎えするために、今回の投映のポスターを映し出します。

ドーム裾の明かりは二人の希望で楽しくカラフルな光にしました。

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さぁ、全ての準備が整ったところで、いよいよお客さまをお出迎えし、投映スタートです!

 

 

 

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↑元気にご挨拶をしながらお出迎え。

 

 

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↑投映前のご挨拶。原稿を見ていないにも関わらず、間違えることなくご挨拶ができていました。すごい!

 

 

本番は、まず投映当日、1018日の日本の星空案内からはじまります。

カシオペヤ座や北斗七星を紹介した後、オーストラリアの星空へ移動。

さかさまになったさそり座や、傾いた月の形をご紹介することで、南の星空に来たことを実感できます。

その後も、みなみじゅうじ座やにせじゅうじ、りゅうこつ座・・・と、日本からは見ることができない、南天の星座たちを次々と紹介していきます。

最後は、エアーズロックを見ながら夜明けを向かえ、大きなトラブルもなく、無事に30分間の投映が終わりました。

 

プラネタリウムの操作をしながら暗い中で原稿を読むのは、簡単そうに見えて、とても難しいのですが、二人ともスタッフの手を借りることなく、自分たちだけで、操作もナレーションもこなしていました。

 

担当したスタッフ・高橋は投映後に、「音楽を流すタイミングなどもバッチリ合図できていて、とてもやりやすかった」と、二人の投映をベタ褒めしていました。

 

 

40人近くのお客さまにご覧いただいた今回の投映。

加美町にお住まいのおばあさまもご来館くださり、お二人の投映にとても感動しておられました。

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本物のプラネタリウムを操作して、お客さまを前に30分もの長い時間投映をするのは、中々できることではありません。

今回の経験を通して、お二人が今以上に天文や宇宙に興味を持っていただければとても嬉しく思います。

 

 

天文台での活動を通して、宇宙や天文をより身近に感じていただき、将来の夢を考えるきっかけにしてもらえればという思いから生まれた企画『あなたに夢をかなえてホシい!』。

次はどんな方が、どんな夢をかなえるのでしょう。続報に乞うご期待!