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夏はワークショップの季節!? その1

 

夏休みも後半になりましたが、みなさん夏休みの宿題は順調でしょうか?

 

天文台では、連日夏休みのお客さまでにぎわう中、自由研究にぴったりなワークショップを開催しました。

ワークショップの内容と、当日の様子をご紹介していきます。

 

ひとつめは、7月24日(木)開催の「星座を立体的に見てみる」です。

早くから事前募集をかけていたこちらのワークショップ。定員5名という狭き門をくぐり抜けた小学校高学年の子どもたちが参加しました。

 

このワークショップは、展示室で季節の星座の立体模型をつくり、星座の星々の距離を調べる自由研究ができるという内容です。"自由研究"という言葉が説明文に入っていますが、文章にすると、何のことやらよくわかりませんね。

具体的にどんなことをしたのでしょう。

 

展示室内に「星座を立体的に見てみる」という展示物があるのをご存知ですか?展示室を入って一番右奥、大宇宙エリアの一角にあります。今回のワークショップでは、この展示物を展示替えするというところからはじまります。

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↑展示物「星座を立体的に見てみる」

 

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いきなり展示物を触る前に、まずは展示物の仕組みについてお勉強です。天文台スタッフが、展示物を小さくした見本を用いて、展示物の見方や、これから行うことについて、解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

解説が終わったところで、次はいよいよ展示替えをする星座について調べます。

今回調べる星座は、夏の星座として有名な「こと座」です。明るい星"ベガ"が有名ですね。

  

こと座を構成する恒星は全部で5つ。まず、それらの星々の名前を調べます。

 

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調べた結果、スラファト、デルタ、シェリアク、クサイ、ベガという名前であることが分かりました。星の色もそれぞれ少しずつ異なることもここで確認しました。

  

 

  

  

 

 

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名前を調べたら、次は距離です。地球からどれくらい離れているのか、また、それを展示物の縮尺に直すと何cmになるのか、手元の電卓を使って計算していきます。

 

みなさん黙々とワークシートを埋めています。

 

 

 

  

 

全ての星の距離がわかったところで、いよいよ展示室へ行って展示替え作業です。

普段触ることのできない展示物を触れる貴重な機会です。展示物の裏側も公開。

果たして上手くできるでしょうか。

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まず、こと座の星にふせんで目印をつけ、そこからテグスをのばします。

オモテ面には星の名前を書いたテープが貼ってあり、それぞれの星の距離を調整できるようになっています。展示物の作り方は以下の順です。

 

①テグスをピンと張ります。

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②地球の台座を開けてしっかり固定します。

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③星の距離を縮尺した長さのヒモに合わせて星を移動。

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④場所が決まったらボンドで動かないように固定して完成!

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ボンドは乾くと透明になるので目立ちません。

地上から見ると平面に張り付いているように見える星が立体的になりました。

 

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それぞれの星がずいぶん離れて存在していることがわかります。

一番近い場所にあったのはベガ。明るく輝いて見えるのは距離が近いからということがわかりました。

  

  

 

 

さあ、展示室での作業が終わったら、次はいよいよそれぞれ異なる星座の立体模型を作っていきます。要領は展示室で行ったのと変わりません。

 

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まずは星座を構成している星の名前や星の距離を調べワークシートへ記入。

きちんと計算しないとおかしな星座ができてしまうので、みなさんとても真剣です。

  

 

 

 

 

次に、コルクボード面に星座の紙を張ります。

 

それぞれの星にも画びょうを刺し、しっかり固定するのですが、コルクボードが堅くて刺すのが大変。

みなさん力をこめてしっかり刺していきます。

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刺し終わったら、先が輪になったテグスを画びょうに引っ掛けます。

反対側の先にはおもりが付いているので、こちらもぐるぐる巻きつけることでテグスをピンと貼れるのです。

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すべての星にテグスをつけ、ピンと貼れたら、最後はメジャーを使って、先ほど調べた星の距離に合わせて星を移動します。測りながらの移動は中々難しいのでスタッフがお手伝い。

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星の位置を合わせたら完成です。みなさん苦戦しながらも、とても綺麗にできていました。

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大体似たような数の星で構成された星座を選んでいるのですが、それでも星の数が若干多かったり、星と星の距離が近かったりすると画びょうを刺す作業が大変だったようです。

  

自由研究ということで、結果や感想をワークシートに記入して今回のワークショップは終了です。みなさん、お疲れさまでした!

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最後に、「次回作ってみたい星は?」という質問では、オリオン座やペガスス座などの名前があがっていました。

 

ペットボトルやまち針で代用して作ることもできるので、ぜひお家でも作ってみてくださいね。

 

残念ながら今回参加できなかったという方。ワークショップ「星座を立体的に見てみる」は季節ごとに開催される予定なので、次回の開催をお楽しみに!

 

  

その2へつづく...