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エラトステネスは β(ベータ)!?

  

[トワイライトサロンスペシャル レポート]

 

3月27日(土)17時‐ トワイライトスペシャルが開催されました。今回は北海道教育大学名誉教授 長谷川俊雄先生をお迎えし「地球を測った古代アレキサンドリアの科学者」というタイトルでお話しいただきました。

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長谷川先生は恒星分光学がご専門で、国内外の天文、科学教育普及にご尽力されております。アレキサンドリアに行かれた際の写真なども交え、古代アレキサンドリア科学者「エラトステネス」がどのように地球の大きさを測ったのか、その当時のエピソードを紹介しながらお話くださいました。

 

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エラトステネスが紀元前240年頃に館長を務めていた図書館は、今ではこのような素敵な外観の新しい建物となっているそうです。見ているだけでワクワクしま...せんか!

 

 

 

 

 

 

 

エラトステネスの人物像を紹介なさった中で、「あだ名がβ(ベータ)だった」というエピソードがありました。エラトステネスは何にでも秀でていて活躍したわけですが、どの分野でも「一番(α アルファ)にはなれなかった」ということのようです...

 

 

 

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夏至の日の南中時、シエネでは井戸の底に太陽の光が差し込むことを伝え聞いたエラトステネスは、同じ夏至の日、アレキサンドリアでの太陽の作る影を測定し、傾きを算出します。そこから、地球全体の大きさを計算しました。今から2000年以上も前のことです。

  

 当時使われていた距離の単位「スタディア」。日没時に太陽の下端が地平線に触れてから完全に沈むまでの間人間が歩ける距離と定義されているのだそうです。国によっても実際の長さが異なっていたという、なんともアバウトな単位を用いて算出された値を現在のメートルで考えるとおよそ4万5千㎞となるのも驚きでした。

 

 

 

 

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エジプトカイロの名所やアレキサンドリアの様子を撮影された写真もたくさんご紹介いただきました。

 

中でも、私が「おーっ」と見入った写真がこちら←

 

 

 

 

 昨年、プラネタリウム番組シアタープログラムで投映した「セブンワンダーズ世界の七不思議」に登場したアレキサンドリアの大灯台のあった場所も紹介されました。今は跡地として語り継がれているのだそうです。

 

 

今回のトワイライトサロンスペシャル。偉大な科学者の業績に触れるだけでなく、エジプトを旅行している気分も味わうことができたひと時でした。

 

毎週土曜日宇宙が身近になる話題でお届けしている「トワイライトサロン」

4月17日(土)もアースデイ(地球の日)にちなんだスペシャル対談を予定しています。

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お楽しみに☆

 

企画交流/佐々木