イラストレーター 泉友子さんインタビュー

 

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現在ミュージアムショップで販売されている「STARRY CUP」の商品はご覧になりましたか?オリジナル雑貨とアート作品を揃えたお店「Merry Merry Christmasland」の作家さん達が“天体や星”をイメージして制作したグッズのブランドで、天文台でしか買うことができない完全オリジナル。今回は、この「Merry Merry…」の代表をつとめるイラストレーター・泉友子さんのインタビューです。izumisan.jpg―今回仙台市天文台オリジナルグッズを作成したきっかけからお伺いできますか?
「もともとは現在開催中のDC(仙台・宮城デスティネーションキャンペーン)がきっかけです。それにともない、何か新しい商品を開発しようということで、その企画を立てるという、ゼロからのスタートでした。現在天文台と八木山動物園の2ヶ所でオリジナルグッズを販売しています」。
 
―こちらの商品には「STARRY CUP」というブランド名がついていますが、どのような意味ですか?
 「小さなカップの中にキラキラ光るものがぎっしりつまっている、というイメージでつけました。現在「Merry Merry…」では約80名の全国の作家さんの作品を扱っているのですが、その中の数名の方に、思い思いに制作してもらっています。現在「Merry Merry・・・」で活躍させているオリジナルキャラクターを星座のキャラクターにあてはめて、天文台バージョンに発展させているんですけど、いずれはカップに入った天体=STARRY君というオリジナルキャラクターを中心にグッズ展開していきたいです」。
 
―楽しそうな作業ですね。
「そういうキャラクターづけは盛り上がるんですよ。スタッフ間でもアイデアが色々ふくらんで、そういうことを話しているときにはとっても楽しいんですけどね。ただスタッフ自ら袋詰めの作業をしたり、1000個の商品にタグつけしたりとか、もう工場状態(笑)。もともとお店をはじめるときにも、自分たちで床貼りをしたり壁を塗ったり、本格的な文化祭のようなノリでやってきましたから。ただはじめるのは簡単でも、大事なのは継続なんだなぁ、と最近実感しています」。
 
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―ちなみに一番人気の商品はなんですか?
「星型のお煎餅が良く売れてます。不思議なもので、自分ではかわいいと思っている商品が売れなかったり、意外なものが売れたり、販売に携わると、色々な発見がありますね」。  
 
―「Merry Merry…」の代表という肩書もお持ちですが、本業であるイラストレーターの活動としては、現在開催中の「イラスタリウム2008」でも出展中ですね。


「東北在住のプロのイラストレーターが集まって1995年に発足した、東北イラストレータークラブとしての活動なんですが、ここに出展している作品は“まんま自分”ですね。「Merry Merry…」のように、決まったキャラクターに縛られることなく、今回のテーマである“せんだいの夜空”を自分なりに自由に表現しました」。
 

 izumisakuhin.jpg―泉さんの名前を知らなくても、仙台在住の方ならきっと“このキャラクター、どこかでみたことがある”と思うくらい、個性的かつかわいらしい作風ですよね。
「基本的に明るくてかわいいものが好きなので、自分の作品も大好きです。手がけたポスターや作品があるところには必ず足を運びますし、自分のイラストが描かれた食器が販売されたときには、自分で買いまくりました(笑)」。
 

 
「イラスタリウム2008」は12/26(金)まで入口付近のプレショーギャラリーで開催中。今後新しい商品展開が期待されるオリジナルグッズにも、ぜひ期待しましょう!