2020年4月3日から4日にかけて、金星とプレアデス星団が8年ぶりに見かけ上接近します。
プレアデス星団はおうし座にある散開星団で、メシエカタログでは「M45」、和名では「すばる」と呼ばれています。肉眼でも5-7個の星の集まりを見ることができ、双眼鏡で観察すると数十個の青白い星が集まっている様子がわかります。
今回は4月3日と4日にかけて、東方最大離角を迎えたばかりの金星(‐4.4等)が、プレアデス星団に接近するという現象が起こります。
東方最大離角についてはこちら:天文Q&A.3-2.惑星が見やすいのは、どんなとき?
また、4月2日から5日にかけて双眼鏡で見てみると、金星がプレアデス星団のすぐ隣を移動していく様子を観察できます。