天体観察ガイド「2017/11/01 十三夜」

旧暦の8月15日の「中秋の名月」は中国から伝わったもので、「中秋の名月」の頃には日本は9月でちょうど台風が多い時期に重なってしまいます。 名月を見られないことも多くあったため、旧暦の9月13日の月、つまり「十三夜」の月を見るという風習が日本独自に考え出されました。

「十三夜」は現在の暦ではたいてい10月となるため、秋晴れとなることが多く、月の輝きがとても美しくなる頃合です。 この時期に栗や豆が収穫されることから「栗名月(くりめいげつ)」や「豆名月(まめめいげつ)」と呼ばれることもあります。

 

▼2016年10月13日の「十三夜」(仙台市天文台で撮影)

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