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木星観測

仕事を終えて帰宅する頃には、東の空に木星が昇っています。
帰宅早々望遠鏡カバーを外し木星に向けますが、
冬型の悪い気流ばかりに遭遇しています。
12月5日夜はちょっと違っていました。
いつになく気流が安定しているのです。

木星暦を見るとしばらくすると大赤斑が見えてきます。
早速観測モードに突入!
観測も様変わり、コンピュータがないと何も出来ません。
2分間の撮像時間で、次々に画像を取り込んでいきます。
モニター画面には、東縁から大赤斑が見えてきました。
何か面白い撮像方法はないかなと考えてていましたら、
西側から第Ⅰ衛星のイオが接近中。
木星本体とイオを入れた画像を撮ろうとなり、拡大率を下げることにしました。
2倍バローレンズを使用して撮像し、画像処理したその姿を見ていただきましょう。

 

121205214754Ab_Ju0023gb.jpg

中央上にはきれいな大赤斑、その左側にも小さな赤い模様が見えていますね。
永続白斑のBA、昔は白斑でしたが今は赤化してしまいました。
3本の縞模様が大変目立っています。
そして、近づいてきたイオもきれいに写っていますし、色調も良くわかりますね。
この画像は、1.3mひとみ望遠鏡を使って、良い気流条件に見た時の様子に近いでしょう。

これから冬の悪気流の真っ只中に入っていきますが、
条件の許す限り観測を継続していきます。
旬の木星画像を楽しみにしてください。

小石川正弘