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ハーゲンローザ彗星 C/0168P

夜空には沢山の彗星が見えています。
残念ながら小望遠鏡で見える彗星はごくわずか。

でも、来年になると、春のパンスター彗星(C2012 L4)や晩秋のアイソン彗星(C/2012 S1)が
明るくなるだろうと期待されています。
とくに、アイソン彗星は、暗く見積もってもマイナス4等級の金星くらいの明るさ。
期待するとマイナス9等級近くになるだろうと言われています。
もしかすると昼間にも見えるかもしれませんよ。
昼間に見えた彗星は、2007年1月のマックノート彗星が有名です。
その画像は西公園アーカイブスの中に見ることが出来ます。

さて、現在の夜空の中にも大きく変化した彗星があります。
10月25日にご紹介しましたハーゲンローザ彗星です。
まだまだ明るく(11等くらいか)ダストの尾も出ています。
カラー合成するにはちょっと暗めなのですが、11月12日夜にチャレンジしてみました。
湿度が高くちょっと透明度が悪かったのですが、撮像する場所が天頂付近!
露出は、R:150s V:160s B:170s としました。
画像処理ソフトのマカリ、ステライメージ、フォトショップを駆使し
完成した画像を見ていただきましょう。

20121114.jpg画像中ほどに横棒と5′が記されてあります。
画面上のサイズで、満月が約30′ありますからハーゲンローザ彗星の
見かけ上の大きさがわかることでしょう。
画像中心付近の頭部から左下の方に扇形に広がっている尾を捉えることが出来ました。
全体的に青みが少ない尾ということは、ほとんどチリの尾で形成されているのでしょう。

これからも追跡観測を行い、来年の大彗星に備えたいと思います。

小石川正弘


撮影データ

2012年11月12日 R の撮影時間 21h18m58sから150秒露出
        V の露出時間  21h13m43sから160秒露出
        B の露出時間 21h23m12sから170秒露出

ひとみ望遠鏡は、彗星の動きに合わせた駆動で追尾