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ハーゲンローザ周期彗星(0168P)

この彗星は、1998年11月22日、カタリナ・スカイサーベイ(アリゾナ大学)により
ハーゲンローザが発見した周期6.9年ほどの小彗星です。

そして、今年の9月上旬に、ちょっと大きめな望遠鏡で見えるくらいに急激に増光しました。

 

HP20121025.jpg天文台での初観測は10月13日で、モニター上に映し出された彗星像を見てビックリ!
尾の詳細を見たくて、ひとみ望遠鏡を彗星追尾モードに設定し300秒露出(写真左)をかけてみました。
しかし、尾の微細構造が良くわかりません。
尾を構成する成分がダストではないかと考えました。
その12日後の25日の画像(写真右)を見ていただきましょう。
頭部は小さくなり、尾も拡散してしまったようです。
でも、彗星らしい姿をしています。
このように彗星を連続観測を行っていますと、いろいろな変化をキャッチすることが出来ます。
急激に増光するメカニズムは良くわかっていません。
全世界の観測施設が連携して彗星の監視が重要と考えています。

右側写真の横棒はスケールを示しています。
角度の5分ですから彗星の大きさを想定することが出来るでしょう。

 

小石川正弘