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天文Q&A.020 惑星が見やすいのは、どんなとき?

Q.020 惑星が見やすいのは、どんなとき?

A.020
惑星が見やすい時期は、地球、惑星、太陽の位置関係によって決まります。

惑星も地球と同じように太陽の周りを周っていますが、地球の内側を周っている惑星(水星、金星)を内惑星、外側を周っている惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)を外惑星とよんでいます。

その位置によって、図のように名前がついています。 

 

QandA020wakusei.JPGのサムネール画像

 

内惑星が太陽から最も東に離れて見えるときを「東方最大離角」、西に最も離れて見えるときを「西方最大離角」といいます。このころ、内惑星が最も見やすい時期になります。「東方最大離角」のときは夕方の西の空で見やすく、「西方最大離角」のときは明け方の東の空で見やすくなります。


一方、地球から見て太陽と同じ方向にあるときを「内合」、「外合」とよんでいます。このころは、明るい太陽のそばにあるために見ることはできません。

 

外惑星の場合も、地球から見て太陽と同じ方向にあるときを「合」といい、このころも地球から見ることはできません。太陽から見かけの位置が離れるほど見やすくなり、特に太陽と正反対にある「衝」の時期には一晩中見ることができ、また地球との距離が短いので明るい姿を見ることができます。


さて、それではどれくらいの周期で見やすい時期がやってくるのでしょうか?

 

惑星が太陽に対して同じ位置にくるまでの時間、たとえば「合」から「合」、または「衝」から「衝」までの時間を「会合周期」とよびます。それぞれの惑星の「会合周期」は以下の通りです。

(『天文年鑑2012』参照 ※会合周期は常に一定ではありません。)

 

(内惑星)
水星・・・・115.88日
金星・・・・583.92日
(外惑星)
火星・・・・779.94日
木星・・・・398.88日
土星・・・・378.09日
天王星・・・369.66日
海王星・・・367.49日

 

外惑星は、会合周期ごとに「衝」となり、見やすい時期を迎えます。
内惑星は、会合周期ごとに「内合」を迎えると考えると、その前後で「東方最大離角」と「西方最大離角」となり見やすい時期を迎えます。