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天体観測ガイド「6/6 金星の太陽面通過」

太陽・金星・地球の順にほぼ一直線に並んだとき、金星が太陽の前を通過していく様子を見ることが出来ます。これが「金星の太陽面通過」です。

金星は、太陽の3%ほどの大きさでしか見えないので、太陽の前を小さな黒い丸が横切っていくように見え、太陽が虫に食べられてしまったかのようになります。

仙台では7時10分36秒に通過が始まり、13時47分32秒まで続くので、晴れれば観測のチャンスは長いです。
この現象は日本全国で見られますが、肉眼では見ることができません。
日食グラスを使って、目の良い人で黒い点が見えるかどうかの大きさなので、望遠鏡で太陽の像を投影して見るのがお勧めです。

 

※「太陽面通過」の観察は「日食」のときとほぼ同じ方法で、危険が伴います。

 「観察するときの注意」を守って、安全に楽しく観察しましょう。

 

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太陽を直接目で眺めると、「日食網膜症」という目の障害が起きたり、「失明」する可能性があります。過去の日食でも、危険な観察をしたために、網膜が傷ついた等の事例が複数報告されています。太陽の光はとても強く、目に有害な光も混ざっています。また、わずかな時間であっても目を傷つけてしまう可能性があります。必ず日食グラスを使ったり、望遠鏡で投影するなど、正しい方法で観察を行ってください。

日食グラスの代用として、サングラスや下敷き、ススを付けたガラス、カメラのフィルム、カメラ用のND(減光)フィルター等を使うことは大変危険です。ほんのわずかな時間でも、太陽の光で角膜や網膜を傷つけてしまう可能性があります。

 

※日食網膜症
不適切な方法による日食観察で起こる目の障害の総称。一過性で軽快する例から永続的な視力低下に至る例まであります。観察直後は異常がなくても、数時間後に目が痛む、視野の真ん中に影が生じる、ものが歪んでみる、視力が低下するといった症状が出ることもあります。
(日本天文協議会・日本眼科学会・日本眼科医会の資料より抜粋)


 

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登校・出勤途中、興味が赴くままに太陽を観察しようとすると、目を傷めてしまうだけでなく、交通事故などにあう危険性も高くなります。車が多い道路や駐車場などでの観察はとても危険です。

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太陽をじかに目で見るのはとても危険です。正しい方法で、安全に観察しましょう。

 

 ☆ 日食グラスを使う

 

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日食グラスは太陽を見るために作られた特別なメガネで、太陽から出ている目に有害な光をカットするように作られています。フィルターの部分を目に当てて、太陽の光がじかに目に当たらないようにしながら眺めてください。ただし、長時間の使用は危険です。連続でも1分以内とし、休みながら観察するようにしましょう。目に違和感を感じた場合はただちに観察をやめてください。また、うす雲がかかった場合でも、直接見るのは大変危険ですので、必ず日食グラスを使ってください。

※日食グラスは使用する前にフィルターに傷がないかどうかなど、不具合がないかどうか必ずチェックしてください。

 

☆ 望遠鏡に太陽投影板をつけて観察

 

9.jpg屈折望遠鏡と太陽投影板がある場合、正しい使い方をすれば、安全に太陽を観察することが出来ます。
望遠鏡を直接のぞくと、太陽の光は大変強い上にレンズで光が集められているため、目が焼けてしまいます。絶対に止めてください。望遠鏡と投影板の間は太陽の光が集められていて危険なので、顔を入れたりしないように注意してください。

※望遠鏡の使い方に慣れていない場合はお勧めしません。

 

 

  

☆インターネットで中継を見る

 

望遠鏡が手元にない場合や、曇ってしまった場合はインターネット中継を利用するのもよいでしょう。

仙台市天文台太陽ライブカメラ→太陽望遠鏡で観測しているリアルタイムの画像