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天体観測ガイド「4/19 水星が西方最大離角」

夜明け前、水星が東の空で見頃を迎えます。

4月19日に、地球から見て太陽と水星が一番離れて見える(西方最大離角となる)ため、
水星を見るチャンスとなります。

しかし、日の出30分前でも高度が4度ほどと低く、かなりひらけた場所でなければ観望は難しいでしょう。

4月19日は、近くに月齢27.2の細い月があるので、よい目印になってくれます。

 

今の時期、水星が見られれば、曜日の星(月、火星、水星、木星、金星、土星、太陽)を1日で全部見られることになります。ぜひ双眼鏡を使って探してみましょう。

 

※双眼鏡は絶対に太陽に向けないでください。また、太陽を直接肉眼で見るのも危険です。

 

suisei0419.jpg

 

水星は、太陽系の惑星の中で一番内側を回っていて、地球から見ると常に太陽の近くにあるように見えます。しかも、たった88日という短い周期で回っています。

そのため、タイミング良く観察しなければ見ることが難しい惑星で、地動説を唱えたコペルニクスも水星を見ずにその生涯を終えたといわれています。

昔の人は水星に、神々の使者をつとめた俊足の持ち主「メルクリウス」(英語でMercury)の名を与えました。「Mercury」には「水銀」という意味もあり、「水銀」は室温でも液体で重くさっと流れてしまう性質を持ちます。
見やすい時期を迎えたかと思うと、すぐに見えなくなってしまう水星の特徴を、よく表しているといえますね。

 

画像作成:(株)アストロアーツ ステラナビゲータVer.8