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しし座流星群

早いもので11月も下旬となってしまいました。
11月の天体ショーは「しし座流星群」ですが、
今年は満月過ぎの月明かりのために観察条件はあまりよくありませんでした。

11月16日23時頃天文台入り。
冷却CCD用のダーク及びフラット画像取得後、銀河掃天を開始。
1.3m望遠鏡制御室に入ってしまいますと、全天の空の状況がわかりません。
それで、オープン直後に「全天雲監視カメラ」を設置しました。
そのモニター画像を見ながら撮像観測を行っていますが
時折、明るい流星が入ってくれます。

日付が変わって17日の02時30分過ぎだったでしょうか。
銀河掃天を開始して間もない頃、ふっと見た雲監視モニターに
東から西にかけて流れる明るい流星を確認。
詳しく調べようと思っても1.3mひとみ望遠鏡は、与えられたプログラムによって
次から次に銀河を撮像していきます。
モニター画面上で新天体の有無を確認しますから眼が離せません。
忙しい作業が続きました。
明るい流星のことはすっかり忘れていたのです。

そのことを同僚の佐藤君に話しましたら
膨大な画像ファイルから見つけてくれたのです。
その画像を見ていただきましょう。


 

Leo20111117023455.jpg

 

冬の星座・おうし座の1等星アルデバランの北側を流れました。
その西側には約マイナス3等の木星が写っています。
明るさは-4等くらい、もちろんしし座流星群の一つです。
出現時間は、画像左下に記録されてあります。
雲監視カメラの一つの成果として記録されることでしょう。

寒い寒いと言いながら流れ星の観測を行っていた頃を思い出すと
暖かい部屋の中での流れ星観測。
時代は変わりました。
でも、大事なのは眼で確認することです!
来月にはふたご座流星群があります。
さあ、寒い夜空の元で流れ星観測はいかがでしょうか。

 

小石川正弘