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天体の話題ふたつ

空は秋空になってきました。
澄み切った青空の中に浮かぶ雲を見ながら
このまま夜まで晴れてほしいと願ってしまいます。

仕事が終わると急いで帰宅し、観測の準備にかかります。
コンピュータに冷却CCDカメラ接続し所定の温度まで下げます。
何で急いでいるのかといいますと、
春の星座のおおぐま座の中の銀河M101に大変明るい超新星が出ているからです。
早くしないとその天体は自宅に隠れてしまいます。
それでは撮影した超新星画像を見てもらいましょう。


HPM101SN_10comp.jpg

青い矢印で示した超新星。
以前にご紹介した9月7日の画像と比較してみてください。
若干暗くなってきていますね。
それでも11等程度かと思います。

次に明け方の空に見えている周期彗星の写真を見ていただきましょう。
 

HPNo22c_20110927C0045P_20sN.jpg日本人の名前がついている周期彗星で、
本田・ムルコス・パジュサコバ彗星(0045P)と呼ばれています。
1948年に発見され、周期は約6年です。
前記の超新星は夕方、この彗星は明け方です。
明け方の東天低いところ移動していますが、
その方向は仙台中心部の光害もあり、また近くの街灯の明かりも強烈!
撮影条件はよくありませんが狙ってみました。
望遠鏡はコンピュータ制御となっていますので導入はきわめて楽です。
それで撮影した画像を見ていただきましょう。
明かりの影響を受けるので長時間露光は不可能。
それでもうっすらと細い尾が写りました。

(彗星写真いれ)

昔、今は閉鎖してしまった愛子観測所で撮影したことがありました。
また、本田さんはお亡くなりになりましたが、
何度か観測のご指導をいただいたことがありましたし、
ご自身の観測所(岡山県)を友人と見学したこともありました。

両天体とも観測条件は悪くなる一方ですが、
機会を狙って追跡観測を行っていきます。

 

小石川正弘

 

撮影データ

M101超新星:9月27日18時30分過ぎ 20秒露出 10枚合成
0045P 彗星:9月28日04時122分頃  20秒露出

31cm反射望遠鏡 直焦点f6.2 ST-10XME(冷却温度-20℃)
撮影地:青葉区愛子東6丁目地内