天体観測

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仙台地方、なかなか天気がよくなりません。
それでも雲の切れ間が出ますから油断は出来ません。
8月30日もそうでした。
20時過ぎに外に出てみるとそこそこ晴れ間があります。
晴れ間があるとなれば気になる天体がありました。

その1
8月24日、アメリカ・パロマー山天文台の観測チームは
おおぐま座の中にあるM101銀河(通称回転花火星雲)に
17等ほどの超新星を発見しました。
前日の写真にはありませんでしたからわずか1日で急増光したことになります。
その後順調に増光し、撮影した30日には11等ほどになっていました。
写真を見ていただきましょう。
上の写真は、30日21時過ぎのもので
M101の高度も低くモヤを通しての撮影でした。
下の写真は、冷却CCDで撮影したもので
銀河の渦巻きの様子も良くわかります。
写真中のAとBは同じ星です。
超新星は青緑色の棒線で示してあります。
2250万光年かなたでの天体現象が今見られるのです!

 

その2
2009年8月13日、オーストラリアのサイデング・スプリング天文台の
ギャラッドさんが発見した彗星で、今頃が一番見やすい状態となっています。
今頃見えている場所は、夏の天の川の中です。
明るさも8等級ほどになっていますから観察条件の良い場所では
小望遠鏡でも見えることと思います。
下の写真がギャラッド彗星ですが
40秒露出7コマ分をコンポジットしました。
淡い尾が左下に伸びています。
これから夏のや座からヘルクレス座へと移動していきますから
連続観察を行ってみてください。

110830_M101SN_C2009P1.jpg天文台係 小石川正弘