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超新星その後

暗くなってしまいました。

今月上旬に発見した超新星 2010jo は
その後満月時期を迎えて撮影不能状態でした。
そして、満月1日過ぎた23日夜、
月明かりがあるのにもかかわらず撮影を強行しました。
透明度は抜群だったのですが、気流が悪く良い像は望めませんでした。
そのために120秒露出3枚をコンポジットして出来上がった写真を見ていただきましょう。

 

20101123_SN2010jo.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月明がひどく十分な写真とはいえませんが、付近の星をもとに明るさを調べてみると
約18等と言う光度を求めることが出来ました。
発見ころより約1等ほど暗くなってしまいました。

ところでこの超新星の確認観測を行ってくれたアメリカの F.L.Whipple天文台では
後退スピードが測定されそのスピードは14200km/秒という値です。
それをもとに土佐天文台長が計算機をたたいて算出した距離は6.5億光年!
なんとその光は6.5億年前に出た光が地球に届き
1.3-m反射望遠鏡に装着されている冷却CCDカメラによって捕らえられたのでした!

この超新星は、これからどんどん暗くなっていきます。
1.3-mでどこまで追跡できるのかをチャレンジしていきたいと考えています。

 

小石川正弘

※データは写真の中にいれてあります