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接近中のハートレイ彗星を捉えた!

仙台市天文台では、地球接近中(10月20頃最接近)のハートレイ彗星を
1.3m大型望遠鏡で観測し3色カラー合成に成功しました。

使用したカメラは、1.3mにカセグレン焦点に付属した高性能冷却CCDカメラで
彗星の動きに合わせて望遠鏡を駆動させ、淡い部分まで写すことが出来ました。
写野角は約16×32分角(満月は30分角)ありますから、
緑色に見えている彗星の広がりは10分以上にもなるでしょう。

今月末に4等級まで明るくなるだろうとの予報が出ているハートレイ彗星ですが、
拡散しすぎて意外と暗い7等級程度と観測されています。
これからのハートレイ彗星は、10月8日頃にペルセウス座のh-χ星団のそばを通り
10月19日頃にはぎょしゃ座を移動、10月29日頃にはふたご座を移動するようになります。
観察時間は夜半後から明け方までとなります。
空の暗い場所に出かけ、大きめな双眼鏡を使用し注意深く探せば見つけられ、
デジタル一眼レフカメラを使用して、予報位置を20~40秒程度の固定撮影を行えば
彗星特有の緑色した姿を捉えることができるでしょう。

                                                                                    天文台係 小石川正弘

 

20101001.jpg

 

撮影データ)

撮影時刻:

赤 10月1日22時41分41秒~ 120秒露光
緑 10月1日22時32分45秒~ 130秒露光
青 10月1日22時37分25秒~ 145秒露光

 

撮影機材:

1.3m反射望遠鏡カセグレン焦点 

焦点距離:6450mm  冷却温度 -87℃

 

観 測 者:小石川正弘