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続報 ハートレイ彗星<5>

今回のハートレイ彗星の地球接近時、
満月近い月明かりがあって観察条件はよくありません。
でも、いつ何時変化があるのかわかりませんから連続観測は大切です。

18日夜、夕方の天候は曇りでしたが21時過ぎから急速に晴れてきました。
もちろん天文台入り。
観測開始は南中近い木星からはじめましたが、雲が多い状態が続きました。
結局、ハートレイ彗星に望遠鏡を向けることが出来たのは、
日が変わった19日02時頃からでした。

 

いつものように三色カラー合成のための画像取得から開始。
その間、1.3mは使えませんから固定撮影で彗星を撮影することにしました。
しかし、三脚を忘れてしまったことがわかったのです。
まてよ、ハートレイ彗星は天頂付近に位置しています。
次にとった手段は、観測機材を載せておくワゴン車を1.3mまで引き寄せ
カメラをそのテーブルの上の載せて固定撮影することにしたのです。

 

それでは、その方法で撮影したハートレイ彗星(←)を見ていただきましょう。

 

20101019_1.3m_hartley.jpg

 

写真中央付近にはぎょしゃ座の1等星カペラが見えています。
その下の方にボンヤリとした姿がハートレイ彗星です。
望遠鏡のフレーム筒がアクセントとなりました。
またドーム内が明るくなっていますが、街明かりのせいです。
このように6等級程度まで明るくなった彗星であれば
固定撮影でも十分に写すことができますし、色合いまでわかります。
バルブ撮影できるカメラであれば感度を高めに設定して
固定撮影にチャレンジしてみてください。
11月上旬がシャッターチャンスですよ。

 

小石川正弘


■撮影データ

2010年10月19日03時過ぎ
キヤノンイオス 5D ISO1250 露出120秒 35mm F5.6