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自宅での観測となると・・・それはそれは大変です。
夜間になると猛暑に加えて厄介な奴が襲来してくるのです。
それは「プゥーン」と耳障りな音で襲来してくる「蚊」の存在。
体中に虫除けスプレー、足元には電子蚊とりをつけながらの観測。
早く快適な温度に・・・早く蚊がいなくなってくれないか・・・
と思いながら観測に励んでいます。
8月18日夕方から快曇状態、でも雲は低そうです。
そんな日に限って気流が安定することも多いので天候の監視は大切です。
18日24時(19日午前0時)ちょうどに目が覚めました。
窓から外を見ると雲の切れ間から木星が見えていたのです。
大急ぎでコンピュータをセットし、気流確認のために高倍率で木星を見ると・・・
見えます、良く見えます!最近にしては大変良い気流条件。
カメラをセットして撮像開始。
数カット画像取得後、あっという間に全天雲に覆われてしまいました。
その後は画像処理を行いながら晴れ間を待ったのですが、天候は回復しませんでした。
それでは画像処理した木星面を見ていただきましょう。
目立っているのが一番太い縞模様の北赤道縞。
その内部には暗斑や白斑が発生しています。
その下の縞模様は北温帯縞で、中央には細長い小暗斑も見えています。
真ん中より上は南半球、右手に楕円形をしたきれいな大赤斑が見えています。
その上に見えている細長い縞は南温帯縞で、大赤斑の上に位置している斑点も赤み帯びています。
それは2006年頃から観測されている「 Red Jr. 」小赤斑と呼ばれているものです。
その色合いを望遠鏡で見ることは出来ませんが、これからの変化に注目しています。
小望遠鏡で見られる主な模様はこんな程度でしょうか。
しかし、メリハリついた木星の色合いとなっていますが、
実際覗いてみるとこんなふうには見えないことを付け加えておきましょう。
1.3m大型望遠鏡での木星観測は、気流状態に恵まれてはいません。
それでも大口径の利点を生かし、昨年度購入した月・惑星冷却CCDカメラを使用し
メタンバンド(赤外)とUB(紫外)バンドでの観測を行っています。
詳しいことは専門的になりますので省略しますが
最近撮影した画像を見ていただきましょう。
模様の写り方に大きな違いがあることに気づくでしょう。
小石川正弘
■撮影データ
上:2010年8月19日00時36分
31cm反射望遠鏡 XP24mm拡大撮影 ATK-2Cカメラ使用
下:データは写真の中
撮影条件はあまりよくありませんでした。
撮影者:小石川正弘