天体観測

天文観測の最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

シミュレータ

天文観測内を検索

ISSの撮影に成功!

4月に入って暑かったり寒かったり変な天候が続いています。
待っている仙台の桜の開花もまだまだのようです。

朝、日課にしている愛犬との散歩には必ず携帯ラジオを持って行きます。
最近、ISSに山崎宇宙飛行士が乗り込んだことで話題となっています。
全国から「ISSを見ました」と言うような情報が流れてきます。


同僚のS先生、ISSの撮影に打ち込んでいます。
昨日の朝(9日)好条件で観測できる予報が出ていたのです。
しかし、そのチャンスを逃してしまい残念がっていました。
私ですか、すっかり忘れていて1.3m大型望遠鏡で彗星の観測中でした。
夕方「明日(10日)はお互いにがんばりましょう」と仕事先を出ました。

10日01時頃に目が覚めました。
透明度は悪く月明かりも無いのに3等星までしか見えません。
心配しながら仮眠することにしました。
03時前に目が覚め、空は相変わらず透明度が悪い状態が続いています。
目標のISSは-2.5等ほどですから多少空が悪くても写ります。
愛用の31cm反射望遠鏡を外気になじませた後、夏のわし座のアルタイルでピントあわせ。
薄着での撮影準備だったので体が冷えてしまいました。
温度計を見ると外気温は0度しかありません。
防寒着に着替えてISSの出現を待ちました。

04時16分を過ぎた頃でしょう、西空に明るい天体が出現!
そうです、ISSが見えてきました。
愛用の望遠鏡のファインダーでISSを導入・・・
と言っても望遠鏡はフリークランプ状態ですから追尾も大変です。
ファインダーの十字線に来るように追いかけます。
今回は、北の空低いところを通りましたので、
北中(ほくちゅう)した頃には自宅の屋根で見えなくなりました。
撮影時、観測地からISSまでは約570Km(最接近時は340kmほど)です。
ISSの大きさは約100m四方もありますが、見かけの大きさは36秒くらいしかありません。
満月の1/50と言う大きさ、実際撮影してみると大変ちっぽけな姿なのです。

さあ、ちっぽけなISSの画像処理した姿を見ていただきましょう。
画面上には、おおよその名称を入れてあります。

 

100410_ISS.jpgのサムネール画像

このISSの中で、山崎・野口両飛行士はスケジュールどおりの的確な仕事をしているのです。
地上から大きな声で「がんばって!」と声をかけてしまいました。

まもなくスペースシャトルは退役してしまいます。
ISSとスペースシャトルのツーショットはこれが最後となるでしょう。

小石川正弘


撮影データ

撮影日時:4月10日04時18分頃
撮影機材:31cm反射望遠鏡直焦点に1.4倍テレコンバーター使用
     キヤノンイオス5D ISO1250 露出1/1000秒
撮 影 地:青葉区愛子東6丁目地内
撮 影 者:小石川正弘