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昔を思い出して

久しぶりに黒点群が出てきました。
どんな変化をするのだろうと思いをめぐらしてしまいます。
そして、その変化を記録しておこうと新しい天文台で写真撮影を開始しましたが、
でも記録方法が変わってしまいました。

 

昔はフィルムによる記録ですから、撮影は簡単ですが後処理が大変でした。
つまり撮影状態の記録法やフィルム現像処理などです。
撮影時のピントはあっているのか・・・などなど、
現像終了まで結果が分かりませんから大変不安でした。

 

今、デジタルカメラの進歩により、ピントあわせもその場で、
露出があっているかもその場で・・・便利になったものです。
しかし、フィルム時代とは違って、なんとなく撮影がしっくりいきません。
これも「アナログ年代だなぁー」なんてあきらめています。

 

さて、太陽全面については、撮影システムは確立しました。
しかし、拡大撮影については昨日(26日)まで試行錯誤の状態でした。
いろいろと考えた末、昔の撮影方法がピッタリであることがわかったのです。
撮影システムは、下の写真のようになっています。


 

HP20100327sunmeka2.jpg

 

一番大変なのは、ものすごいばかりの太陽の熱と光量をどのようにして減らすかです。
それには旧天文台で使用していたハーシェルプリズムが大活躍。
その後に拡大レンズが入り、その後にNDフィルターが入り、
さらに黒点をよりよく撮影するために G520 と言う緑色フィルターを入れて
延長筒で拡大率を上げる工夫をして撮影システムは完了。
結局、新しいものはデジタルカメラに変わっただけで、撮影方法は昔のままでした。
では、撮影した画像を見ていただきましょう。


 

HP_Su20100327_15cmPJ20.jpg

 

気流状態はあまりよくありませんでしたから、全体的にボケボケとなっていますが、
大まかな黒点群の様子がわかることでしょう。
太陽全体の様子も見ていただきましょう。

 

HP_Su20100327_15cmfull.jpg

 

絶好の撮影条件にいつめぐり合えることが出来るのでしょうか。
そんな日を待ちながら太陽観測を続けていきたいと考えています。

小石川正弘

 

撮影データ

 

撮影機材:15cm屈折望遠鏡 ハーシェルプリズム+NDフィルター
         G520フィルター(拡大撮影)PJ20mm拡大レンズ
撮影日時:拡大写真 27日10時15分頃  ISO400 露出1/1250 秒
        全体写真 27日08時57分頃  ISO100  露出1/1250 秒
撮 影 者:小石川正弘