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鉛色の空を眺めながら「いつになったら晴れるんだい」と
空に向かって言ったものの、願いは通ぜず3月に突入してしまいました。
月が替わったからと言っても天候は変わりませんでした。
そして、8日を迎えます。
朝から良いお天気、今夜のお天気が楽しみです。
19時過ぎ、お天気は快晴です。
観測機材を車に積み込み、いざ天文台へ。
休館日ですから私一人だけでの観測作業となりました。
観測準備良し!
まず、西空の冬のオリオン座付近を移動している彗星たちを撮影。
その後、コンピュータを使って観測可能な彗星を調べていたら
C/2005 L3 に目が留まりました。
この彗星は、オーストラリア・サイデングスプリング天文台の
マックノートさんが2005年に発見したものです。
予報光度は約17等、1.3mを使用すれば簡単に写る明るさです。
その彗星表示の裏側に、銀河が見えています。
画面を拡大、えっ! すぐそばにりょうけん座の有名な銀河 M94 があるのです。
M94 の明るさは8.2等、視直径は11分もあります。
こんな機会もめったにあるわけではありません。
早速、記念撮影を行うことにしました。
1.3m望遠鏡の冷却CCDカメラはダブルチップタイプです。
30mm×60mmのCCDチップが2枚使用されています。
彗星を真ん中に入れてしまうと、チップとチップの境目に入ってしまいます。
撮影は、CCD2 の方にうまく入るように望遠鏡を操作しました。
さあ、見ていただきましょう。
彗星が見やすいように白黒反転写真としました。